...七名の兇漢(きょうかん)に襲撃され...
海野十三 「地球要塞」
...私が採集した氷を兇器に使用する着想は...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...まもなくこの兇器はとけてなくなってしまう...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...兇行の時になぜ物音も悲鳴もきこえなかったのでしょう? 人間は通常...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...彼の兇暴忍ばれず』藍光の目のアテーネー...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...叫び声は兇暴になってきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...兇刃を振りかざした気狂いは...
中里介山 「大菩薩峠」
...一方に於ていよいよ野良猫の元兇退治の時が来た...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...それから兇暴者の屍体は...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...兇行(きょうこう)時刻には...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...しまいに両方から引っぱりっこで、兇状持ちも、めんくらったろうて...
三好十郎 「冒した者」
...不明の兇漢に探偵劇王刺殺さる孤児となった女優天川呉羽(あまかわくれは)哭(な)いて復讐を誓う秘密を孕む怪悲劇市内大森区山王×××番地轟(とどろき)九蔵氏(四四)は帝都呉服橋電車通...
夢野久作 「二重心臓」
...その兇器を突きとおしたものか...
吉川英治 「江戸三国志」
...兇器か拳(こぶし)で...
吉川英治 「大岡越前」
...一日も早く兇徒を退治いたせ」と...
吉川英治 「私本太平記」
...ある兇行に使われた小柄(こづか)の目利(めきき)をして貰っている間に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...良人の兇死(きょうし)に駈けつけて来たような狼狽は少しもなかった...
吉川英治 「旗岡巡査」
...僧形(そうぎょう)の雲水、結綿(ゆいわた)の娘、(ろう)たけたる貴女、魔に似たる兇漢、遊女、博徒(ばくと)、不具者、覆面の武士、腕のない浪人、刺青(ほりもの)のある百姓、虚無僧、乞食(ものごい)、鮓箱(すしばこ)をかついだ男、等、等、等――一つ一つ見てゆくとあらゆる階級の諸相諸悪(しょそうしょあく)のすがたをもった人間が、呼べば、答えそうに、うす暗い壁へ、無数の影を重ねている...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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