...め組の云う兇状持なら...
泉鏡花 「婦系図」
...その他いろいろな兇器が僕の頭上に降って来た...
海野十三 「海底都市」
...もっとほかの兇器を用意しているかも知れない...
江戸川乱歩 「断崖」
...叫び声は兇暴になってきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「慮外者(りょがいもの)めが!」兇漢の手元を押えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...かえって相手の兇暴性をそそり...
中里介山 「大菩薩峠」
...そう珍しくないというような兇暴な河であった...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...……大谷千尋という兇賊は...
野村胡堂 「青い眼鏡」
...三人組の兇賊に襲われ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...【第三回】一春徳寺の三千両紛失事件は、それっきり迷宮入になって、阿波屋三郎兵衛の手代宗次郎を殺した、兇悪な下手人も、見当もつかぬうちに三日五日と日が経ちました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どんなに野蛮兇猛であるかを十分理解せず...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...人殺しの兇状持ちの男が洲崎の遊廓に逃げこんだ...
三好十郎 「冒した者」
...「それでは兇悪残酷なやつに違いない」と結論した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...生活の事実はますます兇暴な相をおびてきた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...益々兇暴を逞しくしているのであった...
夢野久作 「老巡査」
...一種兇悪な光りを放ってあたりを睥め廻していたレンズも...
横光利一 「旅愁」
...島破りという兇状持ちだけに...
吉川英治 「大岡越前」
...総大将の兇賊張角にも...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??