...芭蕉(ばせを)と去来(きよらい)と凡兆(ぼんてう)との連句の中には...
芥川龍之介 「雑筆」
...黄興や宋教仁や汪兆銘もそのとき一しよに行きました...
石川三四郎 「浪」
...何等(なんら)かの前兆(ぜんちよう)を伴(ともな)ふ場合(ばあひ)がある...
今村明恒 「火山の話」
...フィリップ王の鉛色の足は瀕死の生き物の兆候を示すに反し...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...字で書けば『吉兆(きっちょう)』なんだけれど...
谷崎潤一郎 「細雪」
...天下の多事はこれより兆(きざ)せり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...殊に南畆の墓碑はこの兆域(ちょういき)にても形大なるものなれば...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...戦局の前途に既に暗雲が兆(きざ)していたので...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...その前兆を捉えて...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...この凡兆の句にある楠も...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...軽い風邪と喉痛は前兆だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...野に蕭殺の兆ありて客心を痛ましめ...
三好達治 「測量船」
...そうしてイヨイヨ生蕃小僧の本人に違いないという事がわかったら……」「……コ……殺してしまいます」江馬兆策の両眼が義眼(いれめ)のように物凄くギラギラと光った...
夢野久作 「二重心臓」
...そうかッ……感謝するよ……」兆策はモウ眼を真赤にしていた...
夢野久作 「二重心臓」
...……乱兆が見え始めてからここ二十年にわたるでしょう」「人の一生からいえば...
吉川英治 「三国志」
...孔明が敏(さと)くも虚を衝かんとする兆(きざ)したりや必(ひっ)せりである...
吉川英治 「三国志」
...じつは人心が幕府を見かぎり出した兆(きざ)し以外なものではない...
吉川英治 「私本太平記」
...物騒な動揺が兆(きざ)し始めた...
吉川英治 「平の将門」
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