...すなわち、俳人には加賀の千代、其角、凡兆、去来、芭蕉、尚白等があります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...敗北の前兆である...
太宰治 「かすかな声」
...また兵乱の前兆か...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...解(と)けたら不幸(ふかう)の前兆(ぜんてう)ぢゃ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...ゆがみて蓋(ふた)のあわぬ半櫃(はんびつ)凡兆(ぼんちょう)草庵(そうあん)にしばらくいては打ちやぶり芭蕉(ばしょう)(昭和七年五月...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...ひとたびそれが兆(きぎ)した時は...
中里介山 「大菩薩峠」
...持前の肉体痙攣――あの発作の前兆だったのであります...
西尾正 「陳情書」
...恐しいなにごとかの兆(きざし)が...
火野葦平 「花と龍」
...兆民の福利を思って...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...病気の予兆ですね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...牝鶏の晨(しん)するを女が威強くなる兆(きざし)として太(いた)く忌んだが...
南方熊楠 「十二支考」
...夫いわく那倶羅虫が子を生んだはわが子生まるる前兆だったと...
南方熊楠 「十二支考」
...* モンテーニュが一五七七年四十四歳の時にはじめてこの病気の初兆を感じてから一生苦しい思いをしたことは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...聴く人はこれを孤児の死ぬ前兆と考えた...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...私がなにか危険の前兆を感じたときは...
山本周五郎 「山彦乙女」
...揚子江の流域はようやく波さわがしい兆(きざ)しをあらわした...
吉川英治 「三国志」
...そして新しい天子が晋魏(しんぎ)の地方に興る兆(きざ)しではあるまいか...
吉川英治 「三国志」
...まだ何ら不安な兆(きざ)しがない...
吉川英治 「柳生月影抄」
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