...もしも酸素ガスが水から充分に追い出されていたらリトマスの青色は変化しない...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...今の私には充分におさつしが出来ます...
伊藤野枝 「S先生に」
...感想を書きたいけれども充分に断片的に浮んで来る一つ/\の考へを統一するに要する丈(だ)けの時間を持たない...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一四年三月号)」
...充分にこの複雑なる最も高尚なる「サイエンス」というものを理解することが出来るか...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...先づ充分に間に合ふが...
丘浅次郎 「固形の論理」
...充分に手間をかけた念入りの作...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...その一個だけでも充分に隣人の生命取りになるのではあるまいかと...
太宰治 「人間失格」
...何が存在者乃至存在物の代表的なものであるかは充分には決定出来ぬ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...私にはそれで充分に面白かつた...
中勘助 「銀の匙」
...こんどはこれをひとつ充分に活用してやろうとの楽しみが...
中里介山 「大菩薩峠」
...頭巾(ずきん)やら耳当(みみあて)やら防寒の用意を充分にととのえてから...
中島敦 「虎狩」
...その肥料を充分に効かしておく...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...長い間房州の知行所の百姓を泣かせた疳癖(かんぺき)は充分に窺(うかが)われます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...勢子の未練は昔の夫の讃之助の上にも充分に残って居たのでしょう...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...自発的にこの事件を充分に調査いたしました...
久生十蘭 「魔都」
...未だこの絵を充分に理解したとは言い得ないのである...
藤島武二 「画室の言葉」
...よくそれを玩読すれば特にこれをそうした事情が充分に呑み込めるであろう...
牧野富太郎 「植物記」
...謙信の端倪(たんげい)すべからざるものであることは充分に心得ているが...
吉川英治 「上杉謙信」
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