...その作用は充分に認められなかった...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...いゝ意味をも悪い意味をも含ませる或る概念からは非常に縁の遠い優しさと上品さを充分に表はしてゐました...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...その気持には充分に同感の出来るものがあります...
伊藤野枝 「S先生に」
...子供を育てる機能も充分に発達している...
海野十三 「三人の双生児」
...研究心の養成さえ充分にできたならば...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...事によると永久に充分には分らないで終るかもしれない...
寺田寅彦 「地震雑感」
...このロスケ……」と言えば相手を充分に侮辱(ぶじょく)しうるほどの...
徳永直 「戦争雑記」
...充分に取り出されてはいない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...何が存在者乃至存在物の代表的なものであるかは充分には決定出来ぬ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...弾薬も充分にあります...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...それを充分になさらないと...
豊島与志雄 「霊感」
...あの詩が充分にわかってはおりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...頭巾(ずきん)やら耳当(みみあて)やら防寒の用意を充分にととのえてから...
中島敦 「虎狩」
...先ず充分にその反抗を抑圧し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...充分に被害者めいた気分になっていたのだ...
山川方夫 「演技の果て」
...しかし、これを袁紹のほうに比較すると、士気をあげただけでも、やはり充分に、徐晃の功は大きかったといっていい...
吉川英治 「三国志」
...軍の端々(はしばし)にいたるまで充分に触れ伝えおけよ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし、要路の者たちの議がまとまらないので、かれは、所司代として京都へのぞみながら、まだ充分に、反幕府の癌(がん)と睨む公卿(くげ)たちへ手をのばしかねていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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