...お前の窖(あなぐら)や火食房(ラアダア)を充たす為にも...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「春の心臓」
...彼等の求むる所を遺憾(いかん)なく充たすのである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...やっと食堂の片隅に椅子を見出してそこで空腹を充たす...
高浜虚子 「丸の内」
...どれが一番好奇心を充たすに足るものか見当が付かない...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...他のあらゆる物體を排する如くに空間を充たすところの性質を有するもの...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...主観的な意欲が客観的な条件を充たすのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それは散文文学としての小説の要求を充分に充たすことが出来ないという点だ...
戸坂潤 「所謂批評の「科学性」についての考察」
...又もしその度が無限小であるならば反発力は最小の空間と雖も充たすことは出来ない筈である...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...シェストーフ乃至シェストーフ的なものの内容は如何にこの問題の解決の要求を充たすか...
戸坂潤 「思想としての文学」
...――処でこういう要求を充たすものが...
戸坂潤 「読書法」
...その室内者の胃の腑(ふ)を充たす悩みだけの時間であるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...吾人(ごじん)の知識欲を充たすための統一函である...
夏目漱石 「イズムの功過」
...この不自然な食欲を充たすために...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...死亡による空席を出生が不断に充たす傾向があるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そこいら中にある小説はこの要求を充たすに足りない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...充分充たす力があるからである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...信濃川の水はいかに多くてもあれだけの広い低地を充たすには足らない...
柳田國男 「地名の研究」
...女たちはその荒い毛を紡ぎ織って家族の衣の需要を充たすのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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