...お馨(けい)さんの兄者人(あにじゃひと)からである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「イヤ兄者人(あにじゃひと)...
吉川英治 「私本太平記」
...いやあらまし分った」「あとは兄者人にも...
吉川英治 「私本太平記」
...この長年へ告げていなかったのか」「郷党へも兄者人へも...
吉川英治 「私本太平記」
...兄者人(あにじゃひと)...
吉川英治 「私本太平記」
...兄者人(あんじゃひと)のお帰宅を...
吉川英治 「平の将門」
...嵯峨源氏の与党も各地にもっている」「だって……兄者人...
吉川英治 「平の将門」
...兄者人、すぐ駈け向ってください...
吉川英治 「平の将門」
...いつもの兄者人らしくもない」弟の五郎将文(まさぶみ)は...
吉川英治 「平の将門」
...兄者人は、お体もすぐれぬ御様子ゆえ、どうか、ここを落ちて、御養生に努めてください」彼の弟等も、老臣の経明も、また主なる郎党にしても、すべてが、それを目睫(もくしょう)の急として、「桔梗さまも、御一しょに」と、いや応なく、疲れていない馬を選んで、馬の背へ、押しあげた...
吉川英治 「平の将門」
...兄者人も、こんな近くにいては、物騒です...
吉川英治 「平の将門」
...兄者人っ、あの船には、誰も、おりません...
吉川英治 「平の将門」
...俯目(ふしめ)に兄者人(あにじゃびと)のほうを見てありましたところ...
吉川英治 「日本名婦伝」
...「兄者人の定綱が...
吉川英治 「源頼朝」
...兄者人が、北条殿へと、馬を打って駈けたのを見て、さては役人でも連れて来る事かと思い、ちりぢりに逃げ去りました」盛綱は、おかしがって語ったが、頼朝は、それは不愍(ふびん)なことだ、下賤(げせん)の者を虐(しいた)げたと聞えては、頼朝が生涯の汚名(おめい)というものである...
吉川英治 「源頼朝」
...月々三島明神の参拝もお忘れなどあられた例(ためし)はない」「兄者人...
吉川英治 「源頼朝」
...――兄者人、休んで行きましょう」と云いながら、もう鞍からとび降りていた...
吉川英治 「源頼朝」
...兄者人」駒をならべて...
吉川英治 「源頼朝」
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