...あいよ、大きい兄ちゃん...
犬田卯 「米」
...兄ちゃんがいけない子だなんて思う人はなくってよ」と...
海野十三 「怪塔王」
...「お父様も、兄ちゃんも、あっちへ来て下さいって、御膳(おぜん)ができたからサ」「そうか、じゃお父様、参りましょう」黄一郎は、腰を起して、父親を促(うなが)した...
海野十三 「空襲葬送曲」
...「まあ、兄ちゃん...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...だまっていておくれよ」「兄ちゃんは...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...兄ちゃん……」マリ子はこえをかぎりに...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...電気鳩「ねえ、兄ちゃん...
海野十三 「電気鳩」
...「あっ兄ちゃん...
海野十三 「電気鳩」
...「あっ兄ちゃん、またばくだんをおとすわよ」高一はくやしさにはがみをしました...
海野十三 「電気鳩」
...でも色が白すぎて、そこんとこが気にいらないけど、でも、それでは貞子もあんまり慾張りね、がまんするわよ、兄ちゃん、こんど泣いた? 泣いたでしょう? いいえ、ハワイの事、決死的大空襲よ、なにせ生きて帰らぬ覚悟で母艦から飛び出したんだって、泣いたわよ、三度も泣いた、姉さんはね、あたしの泣きかたが大袈裟で、気障(きざ)ったらしいと言ったわ、姉さんはね、あれで、とっても口が悪いの、あたしは可哀想な子なのよ、いつも姉さんに怒られてばっかりいるの、立つ瀬が無いの、あたし職業婦人になるのよ、いい勤め口を捜して下さいね、あたし達だって徴用令をいただけるの、遠い所へ行きたいな、うそ、あんまり遠くだと、兄ちゃんと逢えないから、つまらない、あたし夢を見たの、兄ちゃんが、とっても派手な絣(かすり)の着物を着て、そうして死ぬんだってあたしに言って、富士山の絵を何枚も何枚も書くのよ、それが書き置きなんだってさ、おかしいでしょう? あたし、兄ちゃんも文学のためにとうとう気が変になったのかと思って、夢の中で、ずいぶん泣いたわ、おや、ニュースの時間、茶の間へラジオを聞きに行きましょう、兄ちゃん今夜、サフォの話を聞かせてよ、こないだ貞子はサフォの詩を読んだのよ、いいわねえ、いいえ、あたしなんかには、わからないの、でもサフォは可哀想なひとね、兄ちゃん知ってるでしょう? なんだ、知らないのか...
太宰治 「律子と貞子」
...「兄ちゃん!」と高く叫んで...
太宰治 「律子と貞子」
...ボブお兄ちゃんにこれをあげるんだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...誠一兄ちゃんも行きます...
永井隆 「この子を残して」
...「お兄ちゃん泣いてるよ」と...
林芙美子 「泣虫小僧」
...「兄ちゃんは、きれいな身体してるなあ」角刈の男は、折った手拭を頭にのせたまま、つうっと、金五郎の方へ、寄って来た...
火野葦平 「花と龍」
...彫青なんて……」「兄ちゃんは...
火野葦平 「花と龍」
...兄ちゃんや姉ちゃんは...
三好十郎 「斬られの仙太」
...兄ちゃん」「うるさいぞ...
山本周五郎 「青べか物語」
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