...大半は海綿でほとんど元通りだ...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...それで何もかも元通りになるんだから...
有島武郎 「或る女」
...貞世の熱はすっかり元通りにのぼってしまって...
有島武郎 「或る女」
...石のふたと床板を元通りに直し...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...元通り取り崩(くず)してちょうど午後二時半頃一同は引き退(さが)りました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...再び元通りになっていた...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...」「つまり元通り会社に使って頂きたいというんでした...
豊島与志雄 「過渡人」
...掘り起した黒土を元通り直しにかかった...
豊島与志雄 「古井戸」
...身体を元通りにしたなら...
直木三十五 「南国太平記」
...以前のところへ元通りに納めてしまったのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...元通りに封筒の中へ入れたのを...
夏目漱石 「明暗」
...元通り結んでおいた――恐ろしく落着いた娘だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...元通りになるでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...また元通りにお逢い出来るようになりましたが...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...元通り所領安堵してやっていただきますよう...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...ベルさんのお鼻をひつかきましたお猫(ねこ)さんとお黒(くろ)さんは毛がちやんと元通りに生へそろつたので...
村山籌子 「お猫さん」
...難なく元通りに棚は吊られた...
正岡容 「圓太郎馬車」
...柳屋先生が元通りに納めてみせるって...
矢田津世子 「凍雲」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??