...「元気な子だねえ」と...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「いたずらっ子」
...僕は一しょに行くよ」張は元気な声でいった...
海野十三 「火星探険」
...元気な一郎だったが...
海野十三 「恐怖の口笛」
...元気な足どりでアリシア区に還ってきた...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...元気な時はさぞ上品な人だったろうと...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...それに常に離れぬ古い友人のあの元気な風と...
ロード・ダンセイニ Lord Dunsany 松村みね子訳 「人馬のにひ妻」
...若く元気な生徒らの目にはどこかの別の世界から天下(あまくだ)って来たような法学士...
寺田寅彦 「野球時代」
...盲人たちは元気な様子で...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...社会や道徳や文化や芸術などの問題について元気な議論が交された...
豊島与志雄 「霧の中」
...ポンプ、バケツ、水槽、元気な人間、消火に必要なものは一瞬になくなっているのだから、ただ火の燃え広がるのに任せるばかり...
永井隆 「長崎の鐘」
...「あんまり食べると流産するぞ」「馬鹿にするない馬じゃあるまいし」「馬だよこんなもの食う奴は」元気な笑いを爆発させて夜中過ぎまでかかる夜業の腹ごしらえだ...
中島葉那子 「馬鈴薯階級の詩」
...そこでお待ちしていると、学習院の制服姿の殿下は、元気な足取りで、さっさっとはいって来られた...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...この元気な姿を見て私は一層気持がはっきりした...
原民喜 「原爆回想」
...今日は全く元気なく四谷へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...隊中の若くて元気なものは祖国の守りにあてるためにこれを送りかえし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ふたりが元気なじょうぶなすがたで立っています...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「三枚のヘビの葉」
...「眼の前にこういう事が起こった以上、自分の良心だけ守るというわけにはいきませんからね、ええ、それは却(かえ)って良心に反する行為ですよ、いや」彼はふとまじめな顔になり、「――いや、なにもしないんだから行為とはいわないでしょう、無行為、ともいわないですね」わけのわからないことを呟きながら、ひどくいそいそと、元気な足どりで、城下町のほうへ歩いていった...
山本周五郎 「雨あがる」
...「深傷(ふかで)か」「いえ、ほんの浅い傷でございます」いつも元気な生信房が、元気なく答えた...
吉川英治 「親鸞」
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