...こちらは忽ち又元気な声になつて...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...さようにお元気ならば...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...おとうさんを安心させるために元気なことをいいましたが...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...死者も傷者も元気な者もくっついて寝ている...
永井隆 「長崎の鐘」
...そこでお待ちしていると、学習院の制服姿の殿下は、元気な足取りで、さっさっとはいって来られた...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...ヘクトーは元気なさそうに尻尾(しっぽ)を垂れて...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...平生(ふだん)と異ならない元気な様子を...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...元に変らぬ元気な姿ではありませんか...
野村胡堂 「礫心中」
...妻子たちの元気な顔を見ることができました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...この元気な姿を見て私は一層気持がはっきりした...
原民喜 「原爆回想」
...誰か余程元気な若者らしいものの...
原民喜 「夏の花」
...それはお元気なこって……...
久生十蘭 「キャラコさん」
...むかしパリの大通(ブゥルヴァル)をロードスターですっ飛ばしていた元気なシゴイさんだとはどうしても思えない...
久生十蘭 「だいこん」
...ショート・パンツひとつになった少年が元気な声で笑ったり叫んだりしながら...
久生十蘭 「肌色の月」
...呼んでゐる本人は大きな声を出す元気など勿論なく...
北條民雄 「続癩院記録」
...通称世之助元気なもので...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...」男は先刻(さっき)とは引きかえ熱心で元気な声でいいついだ...
室生犀星 「荻吹く歌」
...八十幾歳というがまだ元気な老僧が...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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