...髪を結(ゆ)う元気さえ起らずにじっと番茶ばかり眺めていた...
芥川龍之介 「たね子の憂鬱」
...はち切れるような元気さをもって...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...ものをいう元気さえなかった...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...顔をあげる元気さえありません...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...今日はそれを言う元気さえなかった...
相馬泰三 「六月」
...うって変った元気さで...
田中英光 「箱根の山」
...彼女はその凶悪な魅力を感じてしかも抵抗する元気さえなかったことも幾度であったろう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...粗暴な元気さで大声に調子を取って吟じ出した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今はその元気さえありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんな具合な元気さでゐられる時代(とき)ではないのです...
中原中也 「酒場にて」
...久し振りにみんなの元気さうな姿を見て嬉しく思ひました...
原民喜 「書簡」
...その後元気さうな姿を見かけたといふことであつた...
原民喜 「廃墟から」
...なかなか元気さうなので...
堀辰雄 「炉辺」
...沢子 ――声 何を話してゐるの? ……大分元気さうだねえ...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...気づくようなお元気さでございました...
室生犀星 「玉章」
...地球の元気さはドウダ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...声を嗄(か)らしつづけていたあの元気さでも...
吉川英治 「新書太閤記」
...再び外へおどり出して来た元気さには...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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