...もう舷側をこえる元気さえなくなって...
海野十三 「海底大陸」
...ものをいう元気さえなかった...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...うって変った元気さで...
田中英光 「箱根の山」
...」おふじは老婆の元気さに驚いた...
戸田豊子 「鋳物工場」
...今はその元気さえありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんな具合な元気さでゐられる時代(とき)ではないのです...
中原中也 「酒場にて(定稿)」
...笑い顔で帽子をつまみあげられた元気さに...
長谷川時雨 「古い暦」
...血管を少女のような元気さと華(はな)やかさとで駆け回るように感じられた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...なかなか元気さうな人です...
原民喜 「書簡」
...その後元気さうな姿を見かけたといふことであつた...
原民喜 「廃墟から」
...割りと元気さうな顔つきであつた...
原民喜 「廃墟から」
...やってみる元気さえあるなら...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...なかなか元気さうなので...
堀辰雄 「炉辺」
...漸く痛みも去つたらしく奴は事の他元気さうに尻尾を振つてゐた...
牧野信一 「夜見の巻」
...王さまは食べる元気さえない...
室生犀星 「螽※[#「虫+斯」、第3水準1-91-65]の記」
...零下十何度の殺人的寒気の中に汗がニジム程の元気さで腕一パイに立働く事が出来た...
夢野久作 「戦場」
...この大テーブルから離れる元気さえなくなった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...声を嗄(か)らしつづけていたあの元気さでも...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索