...元亀三年には信長が一寸八分を...
薄田泣菫 「茶話」
...くりくり坊主の桃川如燕(ももかわじょえん)が張り扇で元亀(げんき)天正(てんしょう)の武将の勇姿をたたき出している間に...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...元亀天正以来の歴史と伝記の本で暗(そら)んじきっていることを...
中里介山 「大菩薩峠」
...「元亀元年織田右府公浅井朝倉退治の時神祖御着陣の処」ははあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...元亀天正ならば黒田如水軒...
中里介山 「大菩薩峠」
...元亀(げんき)天正(てんしょう)時代に...
蜷川新 「天皇」
...「元亀(げんき)天正のころは...
森鴎外 「阿部一族」
...元亀三年十二月、三方ヶ原の一戦に敗れて以来、隠忍に隠忍を重ねてきた戦力が、今こそ燎原(りょうげん)の火と燃えあがったのだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...元亀天正の乱世に...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...永禄十一年から元亀(げんき)元年にわたるあいだ...
吉川英治 「上杉謙信」
...元亀三年から翌天正元年にかけての信玄は...
吉川英治 「上杉謙信」
...ことしの正月は元亀(げんき)二年であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...元亀(げんき)三年の春は迎えられた...
吉川英治 「新書太閤記」
...翌元亀(げんき)二年のときは宿将勝家(かついえ)が負傷し...
吉川英治 「新書太閤記」
...総じて徳川鎖国(さこく)主義以前の――元亀...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのうちにあの元亀二年の兵燹(へいせん)で...
吉川英治 「新書太閤記」
...――云いかえれば、彼は、元亀、天正のあとに生れた当時の“戦後派”の青年のひとりだったともいえるであろう...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...その昔――というほど遠くもない、永禄(えいろく)、元亀(げんき)、天正へかけての武田、上杉、北条、その他の交戦地であった軍用路を、そのまま後の旅人が往還しているだけで、従って、裏街道も表街道もありはしない...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??