...元よりいうまでもない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...火星へ向って苦労するのは元より覚悟の上です...
海野十三 「火星探険」
...塔の根元よりは五...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...元よりうろおぼえの口から出任せではあったけれど...
正岡容 「小説 圓朝」
...元より悪魔の心を以てではない...
松永延造 「職工と微笑」
...限度を知ることは元より...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...破牢脱走などして来たものではない」「元より信玄公のおゆるしなくては能わぬことだが...
吉川英治 「上杉謙信」
...元より、万太郎とても、このまま吉宗に愚弄(ぐろう)されたような形では寝つけない...
吉川英治 「江戸三国志」
...こういう事も元より黒田官兵衛の才覚で...
吉川英治 「黒田如水」
...元より小城だが、城は城」「…………」寧子は、解(げ)せない顔だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...元より毛利方としては...
吉川英治 「新書太閤記」
...元よりこれへお越しの上は...
吉川英治 「日本名婦伝」
...ここには元より乏しい火の気と渋茶の土瓶(どびん)しか懸かっていない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...元より、伜の好きで、おぬしをほかの女子(おなご)に見替(みか)えたことじゃ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...五自慢というものは元より聞きづらいものだが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...三(堺港(さかい)を出る朔日(ついたち)の太郎左衛門船で、武蔵どのは、小倉へ赴(おもむ)くそうな)かねて、武蔵が通過する節はすぐ知らせるといっていた姫路の城太郎から、斯(か)くとの知らせに、(どうしやる?)問うまでもないが、お通へ心を訊くと、お通は、元より、(行きます)と、いう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...元より海上へは出られず...
吉川英治 「宮本武蔵」
...本職の蕎麦売じゃないな』『元より...
吉川英治 「山浦清麿」
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