...秋天一碧の下に兀(こつ)として聳え立つ雪白の大校舎である...
石川啄木 「葬列」
...秋天一碧の下に兀(こつ)として聳え立つ雪白の大校舍である...
石川啄木 「葬列」
...少兀(すこはげ)の紺の筒袖(つつそで)...
泉鏡花 「海異記」
...兀鷹(はげたか)の怒...
太宰治 「喝采」
...山の突兀として聳えた形にあるのである...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...これらの大作用は実に突兀(とっこつ)として一の新世界を宇宙に湧出(ようしゅつ)したり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...第十九世紀の世界に突兀(とっこつ)として聳(そび)え来たりたるにあらずや...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...山東半島の先端に突兀とそびえてる※山の頂から...
豊島与志雄 「ピンカンウーリの阿媽」
...兀々(こつ/\)として月日を送らねばならぬかと思に...
樋口一葉 「ゆく雲」
...突兀たる岩山を背にした雪のように輝く白堊の大宮殿と仏殿と僧院の大群落が...
久生十蘭 「新西遊記」
...兀々と書くうちに善藏氏の紹介で知遇を得た「中央公論」の故瀧田哲太郎氏に認められ激勵の手紙を頂いたり...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...利尻山の絶頂は突兀(とっこつ)として月下に聳えている...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...望ところ連山垣墻(ゑんしやう)のごとく東南に突兀(とつこつ)たる山あり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...兀坐達旦...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...突兀(とっこつ)と聳(そび)えている山の絶頂に...
吉川英治 「三国志」
...兀突骨(ごつとつこつ)もみずから指揮に立って...
吉川英治 「三国志」
...大将兀突骨は白象にのり...
吉川英治 「三国志」
...加(くわ)ふるに突兀(とつこつ)たる危岩(きがん)路に横(よこた)はるに非れば...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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