...彼の態度は儼然としていた...
...儼然たる存在感を放つ彼女に、周りの人々は敬意を払った...
...儼然とした静けさが漂う部屋に、ほんのりとした香りが流れていた...
...彼の言葉には、儼然とした自信が感じられた...
...彼は儼然とした表情で、静かに私を見つめていた...
...我魘夢の儼然として動(うごか)すべからざる事實なるを認めざることを得ざりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...司令塔の上に儼然と立ちつづけています...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...儼然(げんぜん)として「利益社会」の存在することも...
高神覚昇 「般若心経講義」
...象山儼然(げんぜん)として曰く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...儼然(げんぜん)として虎皮に坐す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一の儼然として出來上つたものがあると致しまして...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其二)」
...それに対して儼然と答へた時の長老の姿...
長與善郎 「青銅の基督」
...この別が儼然として正しく明かに存立することが人間的主體の眞の有限性であり...
波多野精一 「時と永遠」
...主體そのものが儼然として存立せねばならず...
波多野精一 「時と永遠」
...儼然として次の如く奏してその職を辞した...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その法律の儼然として未だ廃せられざるものがあったから...
穂積陳重 「法窓夜話」
...儼然(げんぜん)として今はすでに神である...
柳田国男 「山の人生」
...儼然(げんぜん)たる絽(ろ)の羽織の...
柳田国男 「雪国の春」
...儼然(げんぜん)として云った...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...儼然(げんぜん)たる科学の範囲に属する感覚である事である...
夢野久作 「暗黒公使」
...飛行機の飛びつくす隈々(くまぐま)に儼然(げんぜん)とコビリ付き...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この心理は無視し笑殺し難き儼然たる事實である...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...儼然たる国家というものから考えてみるんだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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