...儼乎(げんこ)として動かざる物が...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...万世一系の皇室が儼乎(げんこ)として日本を治め給う神国の真の姿の自覚こそ...
太宰治 「惜別」
...和尚として儼乎(げんこ)たる処置を取ることでありましょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...此年に伊沢氏の移つた家も儼乎たる一構(かまへ)をなしてゐたらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...底にはかのようにが儼乎(げんこ)として存立している...
森鴎外 「かのように」
...その正反対です」と若林博士は儼乎(げんこ)たる口調で云い切った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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