...そして忠実に自己の守護霊達の指示を儼守(げんしゅ)することである...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...眼にはみえねども儼然(げんぜん)として...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...これを囲みて陸地の大堤防が儼として存するを見る...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...司令塔の上に儼然と立ちつづけています...
海野十三 「太平洋雷撃戦隊」
...儼(げん)たる証拠に触れてしまったからである...
太宰治 「狂言の神」
...儼(げん)として負販(ふはん)の如く...
田中貢太郎 「続黄梁」
...そこには儼として焼酎一本!食事中にひよつこりと清丸さん来訪...
種田山頭火 「行乞記」
...天地の前に自分が儼存(げんそん)していると云う観念は...
夏目漱石 「虞美人草」
...儼(げん)として存在しているから...
夏目漱石 「創作家の態度」
...そこに儼たる実力が伴っているからであって...
藤島武二 「画室の言葉」
...儼然と控えてゐる具足に向つて訴へた...
牧野信一 「籔のほとり」
...ともかくもそのものが儼然とハッキリ出ている以上は...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...儼然(げんぜん)たる事実に相違ないのです...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...儼然(げんぜん)と姿勢を正して私を凝視し返した...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...儼としてその危険な一線に踏み停ってみたところに...
横光利一 「旅愁」
...駅員は儼然として...
吉川英治 「くせ」
...儼(げん)として事実を示し...
吉川英治 「新書太閤記」
...総じてここの家中には一種特別な家風が儼(げん)としてあるやに感じられる...
吉川英治 「新書太閤記」
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