...優れた作品を作りさえすれば...
伊丹万作 「映画と民族性」
...優れた小説を読むとすべての人が自分をモデルにしたのではないかと思う...
寺田寅彦 「スパーク」
...恐らくより文学的に優れた表現を用いようと努力したことから生じるものだろうが(論旨の弱小・貧困を蔽うためであるかどうかは論外として)...
戸坂潤 「思想としての文学」
...優れた戦争文章などというものが捻出され得るものではないからだ...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...優れた自然科学者は又宗教家であるとかいう...
戸坂潤 「読書法」
...実は之こそ却って西洋倫理(?)の殆んど一切の優れた倫理論者の根本思想だったのだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...つまり杉森氏は優れたイデオローグ=言論家で修辞家ではあるがメカニズムを有った思想家ではないようだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...其當時の武士といふものには優れたるものが無く...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...さういふ特殊の人達に往々見られる優れた獨創的な思考力だけは缺いて...
中島敦 「かめれおん日記」
...せめて優れた芸術品を五体でも六体でも此世に遺した...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...どちらを見ても自分より優れた服装をした客ばかりなのに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...彼が「レナエアの祭」と名づける一篇の悲劇をもって自分よりも優れたアテナイの悲劇詩人たちと争い...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼をすべての点においてきわめて優れた有徳な人物として描いている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その優れたことをよく知らないためか...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...もうよほど優れた医者か機械のない限り駄目なのだ...
横光利一 「馬車」
...この優れた学者によってはじめて説明されたものと信ずる所の...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...そこに働いているのは優れた芸術家の直観であって...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...随筆的な作品を製作しつつある一人の優れた作者を眼中に置いて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索