...償うことのできる自然の制裁である...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...以て今日の遺憾を償うことあるべし...
石河幹明 「福翁自伝」
...しかし経済上収支相償うこと尠(すくな)きがゆえに...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...ほとんど償う所なく...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...そして私に於てはその安らかさが寂しさを償うて余りあり...
種田山頭火 「行乞記」
...君は最初の悪い計画に対して参与した罪を償うためには...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...過を償うの大なるものなり」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...などを償うものででもあるかのように! ところでもしそういう焦慮が今もなお僕の頭を悩ましてるとしたら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何も結婚と称するものによって償う義務はない』と頭から決めてかかることである...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...それは現実のカターニアに対する私の失望を十分に償うに足りるものだった...
野上豊一郎 「エトナ」
...其居家の楽しみは以て苦しみを償うて余りある可し...
福沢諭吉 「新女大学」
...これを以(もっ)て償うことは出来なかった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...読書の効果はとうていこの損失を償うにたらないと考える者の一人である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分の罪を償うことにはならないで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...親に為した不孝の罪を償うのが...
吉川英治 「夕顔の門」
...彼に償うに足りないならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...それを生産する労働と費用とを償うに足る価値を獲得し得るのは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...ほかの何を持って来ても償うことのできない悲しみなのだ...
和辻哲郎 「初めて西田幾多郎の名を聞いたころ」
便利!手書き漢字入力検索