...以て今日の遺憾を償うことあるべし...
石河幹明 「福翁自伝」
...しかし経済上収支相償うこと尠(すくな)きがゆえに...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...彼女の罪を償う為に...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...そして私に於てはその安らかさが寂しさを償うて余りあり...
種田山頭火 「行乞記」
...歯にて歯を償うにとどまらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...罪悪を償う頭を tronche(クリスマス用の薪)と呼んでいる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一のスピリットは他の物を以て償うことは出来ぬ...
西田幾多郎 「我が子の死」
...お前の母親を捨てたのは何んと言っても償うことの出来ない罪だ...
野村胡堂 「死の予告」
...俺はこの過ちを償う道を知らなかった」「…………」「さらば」「柴田様」次第に落ち行く柴田文内の最期を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...償う方便がたたず...
久生十蘭 「奥の海」
...蘭軒は魚(うを)の価を償うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...――損をしたら原田家が償う...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...専務の食い込みを償うものとしたならば...
横光利一 「上海」
...いささか前の罪を償うことができるように存じられます...
吉川英治 「三国志」
...かならずこの罪を償うほどの大功を挙げさせるから...
吉川英治 「三国志」
...彼に償うに足りないならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...その労働を雇傭する資本並びにその利潤を償うに足るよりもより多い...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...土地に用いられた資本並びにその国の通常利潤を償うに足る価値を有つ生産物を産出し得ざるが如き質の土地があると信ずる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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