...収支ようやく償うくらいの商売であったが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それを投じたからといって果して収支償うかどうかが疑問である...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...この罪過を償う方法として...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「自責」
...前半生の過誤と罪悪とを償うように努めたので...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...いくら永い間後悔を続けてもそれを償うに足りないと云うことを知らないとは! しかも私はそう云う人間であった! ああ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...過を償うの大なるものなり」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...何をもっても償うことが出来ないのだ...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...祖父の罪を償うため...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...お前の母親を捨てたのは何んと言っても償うことの出来ない罪だ...
野村胡堂 「死の予告」
...俺はこの過ちを償う道を知らなかった」「…………」「さらば」「柴田様」次第に落ち行く柴田文内の最期を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...よって時機を待ち功をたて罪を償うこそ家臣の途なれと説破した...
長谷川伸 「身の上や」
...そしてたとえ十分とは行かなくともほとんど大体これを償う利益によって相殺されないならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...スコットランドでは中古牛を以て処女権を償うに...
南方熊楠 「十二支考」
...大量生産の半数がモノになれば実費を償うに足りる...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...それに父の犯した罪を償うのはあんたに対する義務です...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...そしてその落度を償うて余りある重大な機密を...
吉川英治 「新書太閤記」
...また帽子と靴下と靴との価格がこの製造業者に一〇磅(ポンド)を償うに足る額だけ騰貴したと仮定しても...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...ほかの何を持って来ても償うことのできない悲しみなのだ...
和辻哲郎 「初めて西田幾多郎の名を聞いたころ」
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