...熱血を注いで何十年かかって書いたものを焼いてしまったのは償いようがない...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...犯した罪の万分の一にても償い...
太宰治 「燈籠」
...瑠美子の恩師へのせめてもの償いとしても...
徳田秋声 「仮装人物」
...自堕落に過ごした日の償いをしようと...
徳田秋声 「縮図」
...目にて目を償い、歯にて歯を償うにとどまらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...また過を償い恩に報ずるの一端なりと...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...「それそれその衽(おくみ)は四寸にしてこう返して、イイエそうじゃありません、こっちよこしなさい、二十歳(はたち)にもなッて、お嫁さまもよくできた、へへへへ」とあざ笑う声から目つき、われも二十(はたち)の花嫁の時ちょうどそうしてしかられしが、ああわれながら恐ろしいとはッと思って改むるほどの姑はまだ上の上、目にて目を償い、歯にて歯を償い、いわゆる江戸の姑のその敵(かたき)を長崎の嫁で討(う)って、知らず知らず平均をわが一代のうちに求むるもの少なからぬが世の中...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...人の償いがたき罪...
中井正一 「探偵小説の芸術性」
...罪の償いを受けたことは誰もが忘れないだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...悪は償い得られると...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...昨年来雨に降られた償いを今日一日に取りかえそうという大景気で...
正岡子規 「熊手と提灯」
...また彼れの地位の買収費を償い...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...労働者及び農業者に完全に償いをした以上に...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...心底から夫人への償いに動かされているというよりは...
矢田津世子 「女心拾遺」
...せめてもの償いではないか」と隼人は云った...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...私は死以上の決意をもって罪の償いに...
吉川英治 「親鸞」
...すなわち租税に対する償いを彼に得せしめると...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...利潤と共に租税に対する償いを得るように...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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