...儉約家の母親がいかに儉(しま)つてみても...
石川啄木 「足跡」
...かく儉約せるものは...
大町桂月 「春の筑波山」
...さうしてなるべく儉約をせなければならぬといつて自分では殆ど漬物許りで飯を食ふやうにして...
高濱虚子 「續俳諧師」
...宋の王儉の七志などゝは分け方が違つて居る...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...阮孝緒以前に、宋に王儉があり、目録を作つて七志と云つた...
内藤湖南 「支那目録學」
...王儉の七志では皆部類となつた...
内藤湖南 「支那目録學」
...王儉の七志の從つたと云つてゐる...
内藤湖南 「支那目録學」
...(五)術技録 王儉はの數術といふ名稱は繁雜であるとして陰陽と改め...
内藤湖南 「支那目録學」
...王儉は道經を七志の外に置いた...
内藤湖南 「支那目録學」
...贅澤と儉素が背中合せに住んでゐるやうな家です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...己れの爲に儉約(つましく)して呉れるのだから氣の毒でならない...
樋口一葉 「たけくらべ」
...己(お)れの爲(ため)に儉約(つましく)して呉(く)れるのだから氣(き)の毒(どく)でならない...
樋口一葉 「たけくらべ」
...それは儉約な、單純な人達だ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...儉約は儉約として...
正宗白鳥 「假面」
...儉約な生活をしてゐて...
森林太郎 「高瀬舟」
...節儉も無論お母(かあ)樣の方が上手だ...
森鴎外 「半日」
...年のはじめの節儉の覺悟でもあらうか...
横瀬夜雨 「田舍の新春」
...燈火の儉約をするために...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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