...内地の習慣が殘つてゐてこの眞水のかゝり湯はさう儉約出來ない...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...あれほどの儉約家がと部下ひとしく眼を見はつたが...
太宰治 「人物に就いて」
...宋の王儉の七志などゝは分け方が違つて居る...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...(三)子兵録 諸子部はも儉も同じく諸子と稱した...
内藤湖南 「支那目録學」
...(五)術技録 王儉はの數術といふ名稱は繁雜であるとして陰陽と改め...
内藤湖南 「支那目録學」
...王儉の目録では、道を先にし佛を後にしたが、今之を佛道の順序に換へたのは、教に深淺あるによると云つてゐる...
内藤湖南 「支那目録學」
...一種圖拔けた勤儉貯蓄家だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...贅澤と儉素が背中合せに住んでゐるやうな家です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...つまり塚(つか)をこしらへるのを儉約(けんやく)して...
濱田青陵 「博物館」
...私さへ身を節儉(つめ)れば時たまはお口に合ふ者お小遣ひも差あげられるに...
樋口一葉 「十三夜」
...己れの爲に儉約(つましく)して呉れるのだから氣の毒でならない...
樋口一葉 「たけくらべ」
...私たちの髮を切つてしまつたり、儉約の爲めに、使へもしない縫針や絲をよこしたりいたしました...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...儉約は儉約として...
正宗白鳥 「假面」
...一月(ひとつき)儉約(けんやく)して御覧(ごらん)なさいな...
三島霜川 「平民の娘」
...節儉の爲めに Manila で我慢してゐるのである...
森鴎外 「半日」
...以二節儉力行一重レ於レ齊...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...年のはじめの節儉の覺悟でもあらうか...
横瀬夜雨 「田舍の新春」
...燈火の儉約をするために...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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