例文・使い方一覧でみる「儂」の意味
スポンサーリンク...なにも儂に御遠慮はいらぬ... 
海野十三 「深夜の市長」
...「儂は毎晩研究所を見廻わっている役でございます」「発見当時のことを残らず述（の）べてみなさい」「あれは午前二時頃だったかと思いますが...
海野十三 「赤外線男」
...そこで今儂のお前に頼みたいことは...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...アイーが歓喜だ！ それが語尾でch-in（チイン）と変化する儂の言ったとおりだ！ 最後に...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...儂は唯傍観して居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...儂（わし）は一切（いっさい）説法（せっぽう）をよした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...儂（わし）は明治四十二年の春...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...かえって儂らの真意に悖（もと）り...
福田英子 「妾の半生涯」
...もっとも儂は、曩日（さき）に東京を出立（しゅったつ）するの時、やはり、磯山の依頼により、火薬を運搬するの約ありて、長崎まで至るの都合なりしが、その義務終りなば、帰京して、第二の策、即ち内地にて、相当の運動をなさんと希図（きと）したりしが、当地（大阪）にてまた朝鮮へ通信のため同行せんとの事に、小林もこれに同意したれば、即ち渡航に決心せり...
福田英子 「妾の半生涯」
...儂一女子なりといえども豈（あに）公私を混同せんや...
福田英子 「妾の半生涯」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...儂が今、此処へこう角を打ちました」「そうか、成る程……いい手だ...
山中貞雄 「森の石松」
...「儂がみたところ...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...儂（み）もどうやら先生の庵を訪うてみたくなった...
吉川英治 「三国志」
...儂（み）のやしきへ...
吉川英治 「私本太平記」
...「儂（み）にかまうなッ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ご当家の老職、藪田五郎左衛門（やぶたごろうざえもん）のむすめは、てまえの妻であり、舅（しゅうと）の仕えるご主君なればまったくの他家とは思われぬ情（じょう）もございましたが……さりとて、軽々には、荷担（かたん）申し上げられぬ大事でございました」「さればこそ、儂（み）とても、そちを他人あつかいはしておらぬ」「なぜ、もう一歩、吉保のために、あらゆる智もかせ腕もかせと、てまえをお用い遊ばしてくださらないか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...……御所のご用品なれば儂（み）たちの係りだから...
吉川英治 「源頼朝」
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