...よく僻目で見られているね...
...彼女は僻目があって、不思議な魅力がある...
...この漢字は僻目が多いので書きにくい...
...目の隅に僻目があると、集中力が散漫になる...
...彼は僻目を気にして、人と目を合わせられない...
...さうして段々C君の書くものゝ中に横目で自分を睨んでゐるやうな物の云ひ振りを認めることが多くなつて來た(尤もこれは自分の僻目であるかも知れない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...五十川さんなぞはなんでも物を僻目(ひがめ)で見るから僕はいやなんです...
有島武郎 「或る女」
...それはつまり子供の僻目(ひがめ)です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...理窟と見るは所詮(しょせん)僻目(ひがめ)です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...何が美しかろうというのは僻目(ひがめ)です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...主人は少し調子はづれと見たは僻目か...
種田山頭火 「行乞記」
...この結婚不成立と観たは僻目か...
種田山頭火 「其中日記」
...一 文壇の治郎左衛門やはり田舎の人に多きやうなるはわが僻目(ひがめ)か...
永井荷風 「小説作法」
...「私の僻目(ひがめ)かも知れないが...
永井荷風 「すみだ川」
...「私の僻目(ひがめ)かも知れないが...
永井荷風 「すみだ川」
...ノーベル賞は東洋人に與えないのか知らんとまで僻目で臆測した...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...堂守の老人の見たのが僻目(ひがめ)ではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでハイカラの傘を仕込んで来たと見るのは僻目(ひがめ)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...満山の雪と見たのは僻目(ひがめ)...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中島敦 「河馬」
...それは僻目(ひがめ)だ」代助の方は通例よりも熱心に判然(はっきり)した声で自己を弁護する如くに云った...
夏目漱石 「それから」
...それから僻目(ひがめ)かも知れないが...
西田幾多郎 「明治二十四、五年頃の東京文科大学選科」
...それともそう見えたのは家康の僻目(ひがめ)であったか...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
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