...兎(と)に角(かく)一應(おう)はすすめて見(み)る價値(かち)のあることだけは確(たし)かであらう...
芥川龍之介 「しるこ」
...狹義に於ける其經驗の價値である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...價値を掲げ出すの義ならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...人生究竟の價値に參せむとするアスピレーシヨンに變形するに非ざれば實現の途に就く事が出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...善心の醇熟に先だつ安價なる告白を愼んで...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...澱粉の市價が下つたために...
有島武郎 「秋」
...譬へば猶犧牲となるべき價なき小羊のごとくなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...餘程の奮發と見へて六十八萬圓と云ふ代價の原案が出て帝國議會で植へることになりました...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...牛一頭の價ある 885鼎を――未だ火に懸けず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...これらの蘭書類を洋學者連に高價に賣却して遊蕩の費に當てたなどのことが累を爲して...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...今後一層の研究と相俟つてわが社で二三萬臺製造する原價と米國の數十萬臺のコストとを相匹敵せしめ更に之より引下げん事を目標としてゐる次第である...
豊田喜一郎 「プレスの操作に手工業を加味」
...自由詩の價値そのものを問はないのである...
萩原朔太郎 「青猫」
...實質の功利的價値によつて計算される...
萩原朔太郎 「宿命」
...時と境遇とに應じて人間の道徳や價値判斷の變化することを教へた...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...明かなる表現でない限り歴史的價値をもたない...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...汎神論では存在の諸規定と價値の諸規定とが合致する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...その價値のあるものを社會の爲め...
森林太郎 「ロビンソン・クルソオ」
...俺はこの代價をむざむざと捨て去つて了ひたくはない...
横光利一 「悲しみの代價」
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