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饗庭篁村 「木曾道中記」
...それにも拘らずK君の繪に或藝術的價値があるのは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...廉價なる樂天主義を立てた者は一人もゐない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...又他の諸の活動と並べてその獨立せる價値を主張するだけの意味でもないとすれば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...無價値なのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...從つて定價を引上ぐるの止むなきに到り候ひしも...
石川啄木 「消息」
...こんな状態で實際生なる物の價値があるか...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...レツグはその支那宗教論の中に「老子は相當に價値ある書物だが今日の道教を調べて見ても兩者の間に何等の關係が認められない」と云ふ意味のことを述べて居る...
橘樸 「支那を識るの途」
...牛一頭の價ある 885鼎を――未だ火に懸けず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...政治問題として殆ど半文の價値なきものたるに拘らず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...余は元來が安價な人間であるから...
夏目漱石 「「土」に就て」
...差(さ)し向(む)き不用(ふよう)のものを廉價(れんか)に買(か)つて置(お)く便宜(べんぎ)を有(いう)してゐる事(こと)などに移(うつ)つて...
夏目漱石 「門」
...物價の比例で割り出すと四五百萬圓にも當る大金です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...銀行も有價證劵もなかつた時代は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...價値を張り合はうといふわけではない...
萩原朔太郎 「宿命」
...しかしながらこの代價を拂ふことによつて...
波多野精一 「時と永遠」
...價値は主體の自己實現の制約乃至契機をなすものとして觀念的存在者である...
波多野精一 「時と永遠」
...難者は勸善懲惡の規矩によつて藝術の作品の價値を定めようとしてゐるものと見做しても差支へないらしい...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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