...嘗(かつ)て予が手に僵(たふ)れたる犠牲と...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...はたと僵(たお)れて正体無し...
泉鏡花 「活人形」
...苦(あっ)と仰様(のけざま)に僵(たお)れつつ呼吸(いき)も絶ゆげに唸(うめ)きいたり...
泉鏡花 「活人形」
...避けつつわざと撃たれし体にて叢(くさむら)に僵れしに...
泉鏡花 「活人形」
...支那人(チャンチャン)の金満が流丸(ながれだま)を啖(くら)って路傍(みちばた)に僵(たお)れていたのを...
泉鏡花 「海城発電」
...吹雪僵(ふぶきだおれ)になつたんだとよ...
泉鏡花 「海城発電」
...身を支えたる力を失して後居(しりい)にはたと僵(たお)れたり...
泉鏡花 「海城発電」
...溪流を右に渡り、左に渡り、僵木を踏み、絶壁を攀ぢ、木の根に縋り、熊笹を分けなどして、たどりゆく...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...劫風も之れを僵(たふ)す能はず...
綱島梁川 「予が見神の実験」
......
中谷宇吉郎 「雪」
...言下に反繰(そつくり)返つて仰樣(のけざま)に僵(たふ)れた...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...我先にと逃げ様に水桶(みずおけ)盥(たらい)僵掛(こけかか)り...
南方熊楠 「十二支考」
...放髪僵臥(きょうが)懼(おそ)るるところなく...
南方熊楠 「十二支考」
...インドの大竜大象と闘うてこれを捲き殺し地に僵(たお)るる重量で竜も潰(つぶ)れ死すと見ゆ)...
南方熊楠 「十二支考」
...二人は地に僵(たお)れた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...地に僵(たふ)れてゐた...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...彼の才の雄なる同学の諸友をして走り且僵(たふ)れしめたるや想見するに堪(た)へたり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...天兵幾度進而僵...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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