...この寺院には僧房がたくさんあります...
...僧侶たちは毎晩、僧房で過ごします...
...僧房で座禅を組むのは初めてだった...
...修行中の僧侶たちは特別な僧房に泊まります...
...僧房には、床と畳が敷かれています...
...陰鬱な僧房に住みふるした学僧だとは思はぬかもしれない...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...いくらか大きい僧房に二つ三つ卓子を配置してそれに晒布(さらし)をかけただけである...
田山録弥 「山のホテル」
...実際僧房の中には...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...この僧房へ通される人はたいてい誰でも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...しかし僧房の中にいた一座の人々も動乱していた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...丘陵の思い思いのところに石灰を塗った方形の僧房が建っていた...
久生十蘭 「新西遊記」
...僧房は厚い壁と閂のついた重い扉で仕切られた三坪ばかりの薄暗い部屋で...
久生十蘭 「新西遊記」
...カン・リンポ・チェの霊山を対岸に見ながら僧房で夜を明かし...
久生十蘭 「新西遊記」
...そうれこの通りぢや、御覧、わしの躯(からだ)には鎖など、一筋としてかかつてゐないのぢや!」さう言ひながら彼は部屋のまんなかへ出た「わしは、この壁にしてからが、何の苦もなく、抜け出すことが出来るのぢやけれど、これはお前の亭主も知らぬことぢやが、この僧房の壁は、さるけだかい隠者が築いたもので、どんな邪(よこし)まな魔力を以つてしても、その聖者が自分の僧房をとざしたその同じ鍵でひらかぬかぎり、この中から囚人(めしうど)を外へ出すことは出来ぬのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...かういふ僧房を築くのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ここの僧房に籠って...
吉川英治 「黒田如水」
...それにあの吉水院の僧房には...
吉川英治 「親鸞」
...「……まだお寝(やす)みか」綽空は一つの僧房の裏に立って閉ざされてある戸をながめた...
吉川英治 「親鸞」
...そこも広い板敷の僧房だった...
吉川英治 「親鸞」
...僧房とはいえ、吉水の門下には、熊谷蓮生房(くまがいれんしょうぼう)とよぶ関東武者の果てや、その他、源平の役(えき)で働いた名だたる侍の末が幾人も剃髪(ていはつ)しているとはかねて聞き及ぶ所である...
吉川英治 「親鸞」
...また、用ありげに、僧房の中を、うろうろ歩き廻った...
吉川英治 「親鸞」
...僧房の窓を振向いて...
吉川英治 「親鸞」
...僧房へもどると間もなく...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索