...あの僧形(そうぎやう)のものは...
太宰治 「富嶽百景」
...殊に僧形を装うていろ/\の事をやつてゐるが...
種田山頭火 「行乞記」
...僧形の宇津木兵馬はその駕籠に附添うて寺の門を出て行くのを見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...わざと僧形を避けて徽典館(きてんかん)へ通う勤番の子弟に見えるような意匠を加えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...僧形の同職が先以(まずもっ)て言いけらく...
中里介山 「大菩薩峠」
...川狩りが今日は休みでございます」僧形の同職がこう言ったものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...「僧形(そうぎょう)の私が姫君のそばにいることは遠慮すべきだとこれまでも思いながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...親子が僧形(そうぎやう)になつて...
森鴎外 「大塩平八郎」
...僧形(そうぎょう)になっているので...
森鴎外 「山椒大夫」
...かたじけのう思います」正面にすわった僧形の貴人は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...たしかに生(い)けどってきた僧形の貴人(きじん)にそういないとはにらんでおりますが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...呂宋兵衛(るそんべえ)の手にとらえられた僧形(そうぎょう)の貴人(きじん)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...僧形(そうぎょう)の者と六部(ぶ)のすがたがくくりつけられて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...慈音はむろん僧形(そうぎょう)である...
吉川英治 「神州天馬侠」
...信長を奔命につからせてしまおうと謀(はか)ったり――すべては霊山の大堂に住む僧形(そうぎょう)の策や指命であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...御家中の渡辺天蔵と仰せられる僧形(そうぎょう)の者が...
吉川英治 「新書太閤記」
...謀略(ぼうりゃく)旅の僧形(そうぎょう)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...僧形(そうぎょう)の者が縁先へ立った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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