...僥倖なことに、事故から無事で助かった...
...彼は僥倖にも大金を手に入れたが、その後の人生は悲惨だった...
...今回の合格は本当に僥倖だったと思う...
...彼女は僥倖な出会いで有名作家と知り合い、小説の出版が叶った...
...もしかしたら僥倖にも当選するかもしれないから、宝くじを買ってみようかな...
...さるを僥倖(げうかう)にもその夕我を尋ねし人なく...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...君達も及ばぬ恋の滝登りに首尾よく及第しやうといふ僥倖党(げうかうたう)だから断念(あきらめ)の為(た)め話して聞かせやう...
内田魯庵 「犬物語」
...そういう万に一つの僥倖(ぎょうこう)ででもなければ到底行き着くことのできぬ大陸へ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...僥倖が得られないものでもないと思った...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...それで木こりは渡し守の小屋に避難した――避難処の見つかった事を僥倖に思いながら...
小泉八雲 田部隆次訳 「雪女」
...抽籤という他愛ない僥倖を考えての母と娘の策略だと...
豊島与志雄 「道化役」
...僥倖(ぎょうこう)といえば僥倖ですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...僥倖(げうかう)にも卵膜(らんまく)を膨脹(ばうちやう)させた液體(みづ)が自分(じぶん)から逃(に)げ去(さ)る途(みち)を求(もと)めて其(そ)の包圍(はうゐ)を破(やぶ)つた...
長塚節 「土」
...そしてなにかある僥倖が来るのを待とうか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...これは僥倖(ぎょうこう)というべきである...
山本周五郎 「山彦乙女」
...せめてもの僥倖(ぎょうこう)であった...
吉川英治 「剣難女難」
...僥倖といえば、海上での風向きも、その日は、尊氏に倖(さいわ)いしていて、「梅松論」には、お座(ざ)ふね辰(たつ)ノ刻(こく)(午前八時)に出さる俄に、西風吹きけり是(これ)はたつと云つて追手なりければ寅(とら)ノ刻(翌・午前四時)ばかりに室(むろ)ノ津(つ)へ御著(ごちやく)とあり、また...
吉川英治 「私本太平記」
...その僥倖に感謝するの余り...
吉川英治 「私本太平記」
...九死一生の僥倖(ぎょうこう)をのぞむこと...
吉川英治 「新書太閤記」
...僥倖(ぎょうこう)といえば僥倖だが...
吉川英治 「新書太閤記」
...片鱗(へんりん)でも描き出せれば凡筆の僥倖(ぎょうこう)だと思っている...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ただ一つの僥倖があった...
吉川英治 「平の将門」
...わずかな禄米を――それも籤(くじ)を引くような僥倖(ぎょうこう)をたのんで行ったことになる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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