...海に出て働く人たちはこの間に少しの間(ま)息をつく暇を見いだすのだ...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...俺たちのように良心をもって真剣に働く人間がこんな大きな損失を忍ばねばならぬというのは世にも悲惨なことだ...
有島武郎 「ドモ又の死」
...頼りにして働く人も出來るし...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...自然力に対して働く人間の意志の目的...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...機関室で働く人々の骨折も大きかつた...
豊島与志雄 「北極のアムンセン」
...しかし、働く人も、品物を持って来る人もありませんでした...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...自分は儲(もう)ける事ばかりを目的に働く人間じゃないとか...
夏目漱石 「坑夫」
...「働く人々のための政治――玉井勝則」...
火野葦平 「花と龍」
...手拭を姉様冠(あねさまかぶ)りにして襷掛(たすきが)けで能(よ)くクレクレ働く人だった...
二葉亭四迷 「平凡」
...そこに働く人が毎日さらされている命の危険は...
宮本百合子 「漁村の婦人の生活」
...後年ケーテが正直な働く人々の生活の最も忠実な描き手となったことは...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...働く人と働かぬ人と夏と冬とは少しずつ違うけれども種々(いろいろ)な点を平均したその標準は体量五十基瓦(きろぐらむ)即ち十三貫目余の人は一日に二千カロリー...
村井弦斎 「食道楽」
...働く人民のための教育を建設するために...
村山俊太郎 「石をしょわずに」
...働く人々の晴(はれ)の食料に宛(あ)てるべく...
柳田国男 「海上の道」
...働く人の着物一我々の着物は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...他の地方では若い働く人たちが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...その中でも働く人の恰好(かっこう)をかえたのは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...どことなく働く人も悠長で...
横光利一 「旅愁」
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