...海に出て働く人たちはこの間に少しの間(ま)息をつく暇を見いだすのだ...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...人間にしても働く人間よりは遊食が多い...
伊藤左千夫 「去年」
...われわれとともに働く人となるか...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...此外室内に働く人々...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...「働く人の食料を分けてもらうのは気の毒」と私が申すと...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...働く人はみな殿様に心服している...
中里介山 「大菩薩峠」
...その装置の下に働く人物は...
夏目漱石 「三四郎」
...一(ひ)とかど働く人間の積(つも)りで...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...手拭を姉様冠(あねさまかぶ)りにして襷掛(たすきが)けで能(よ)くクレクレ働く人だった...
二葉亭四迷 「平凡」
...それ以来いつになっても働く人間の姿は見えず...
「赤い貨車」
...そこに働く人が毎日さらされている命の危険は...
宮本百合子 「漁村の婦人の生活」
...それは資本家が働く人を買うことのできるその国の一番低い条件...
宮本百合子 「幸福の建設」
...働く人と働かぬ人と夏と冬とは少しずつ違うけれども種々(いろいろ)な点を平均したその標準は体量五十基瓦(きろぐらむ)即ち十三貫目余の人は一日に二千カロリー...
村井弦斎 「食道楽」
...少しも自分の損得など考えずに働く人々の場合には...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...越後の山野で日々働く人々のために...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...これにも働く人々の意気込みを統一し...
柳田国男 「母の手毬歌」
...いずれも働く人たちの手を軽く...
柳田国男 「木綿以前の事」
...川筋で働く人たちがおもな客だから...
山本周五郎 「落葉の隣り」
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