...佐太郎の家が働き手がなくて困つているらしいという話だが...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...三 蟻の都会『蟻は立派な働き手だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そして能力ある働き手の欠乏だ』と云ふ型にはまつた答を受け取つた...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「死んだ魂」
...当然信頼の出来る働き手の欠乏が責任を負ふのだと云ふ屡々繰返されたボルシエヴイキの此の言葉が...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「死んだ魂」
...私は『女房をもらえば働き手がひとり助かるから安上がりだ』とひとりそろばんをはじいたわけである...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...女としては唯一無二の働き手です...
中里介山 「大菩薩峠」
...お松も働き手ではあるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その幼い働き手を...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...おそらく永遠の働き手たちであるあの人たちは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...案外素直な働き手になるだらうとおもふのだがね……」私はそんな風にこんこんと悟すのであつたが...
牧野信一 「月あかり」
...働き手がふえたから...
三好十郎 「肌の匂い」
...官長の善き働き手を得たりと奨(はげ)ますが喜ばしさにたゆみなく勤めし時まで...
森鴎外 「舞姫」
...肝心働き手の良人に寝つかれてしまっては……当分は体がほんものにならぬとみてとるや...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...働き手ではないからです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...日雇(ひやと)いの働き手を入れるようになると...
柳田国男 「母の手毬歌」
...家々の若い働き手をカリコというが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...一家のただ一人の働き手である彼女は...
山川方夫 「トンボの死」
...お助けと称して一家の働き手を徴発(ちょうはつ)される百姓たちは...
吉川英治 「脚」
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