...つつましやかにいつもセットを掃除していてくれるような働き手を演出者は見つけるべきである...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...四長男ではあるし他に働き手はないのだから滅多なことには召集は来ないだろうと...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...勝手にただ一人の働き手の佐太郎を...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...佐太郎の家が働き手がなくて困つているらしいという話だが...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...そして能力ある働き手の欠乏だ』と云ふ型にはまつた答を受け取つた...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「死んだ魂」
...非常な働き手であつた...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「死んだ魂」
...私は『女房をもらえば働き手がひとり助かるから安上がりだ』とひとりそろばんをはじいたわけである...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...珍らしい働き手で...
薄田泣菫 「茶話」
...米国の赤十字社でちやき/\の働き手だが...
薄田泣菫 「茶話」
...たったいま森のむこうから聞こえたのは農夫の昼をつげる角笛だったのだろうか? 働き手たちは煮た塩牛肉とサイダーとインディアン・パンを食うために戻ってきたのだろうか? どうしてみんなはあんなに気忙(きぜわ)しいのか? 食わない男は働く必要はない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その幼い働き手を...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...去年までは一番の働き手はお鈴といふ娘で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...船長たちの趣味に合った働き手だったんだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...働き手がふえたから...
三好十郎 「肌の匂い」
...一番働き手である民藝品は...
柳宗悦 「民藝の性質」
...働き手ではないからである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...お助けと称して一家の働き手を徴発(ちょうはつ)される百姓たちは...
吉川英治 「脚」
...「ずいぶん苦しいことがあったろう」「授かった苦しみです」「あんたのような働き手はいまどきないね」「まあね」「あんたは死ぬのがこわい?」「めったにそんなことは考えないよ」「あんたは死なないかもわからないね」この冗談(じょうだん)は...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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