...非常な働き手であつた...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「死んだ魂」
...それまでは人一倍の働き手だったし...
犬田卯 「沼畔小話集」
...私は『女房をもらえば働き手がひとり助かるから安上がりだ』とひとりそろばんをはじいたわけである...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...この方の人材(じんざい)乏(とぼ)しい研究所の会計方面も見ているという働き手であった...
海野十三 「赤外線男」
...米国の赤十字社でちやき/\の働き手だが...
薄田泣菫 「茶話」
...そのような小人数の働き手にはずいぶんの仕事であったからである...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...最も優秀な働き手の私に寝込まれて実にみんな困った様子でしたが...
太宰治 「トカトントン」
...まだ働き手は誰も出動していないテントの炉の前で...
中里介山 「大菩薩峠」
...女としては唯一無二の働き手です...
中里介山 「大菩薩峠」
...立派な働き手となり...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...おそらく永遠の働き手たちであるあの人たちは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...飽迄も一家に働き手を殖す事にあるらしい...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...働き手の清河が表に出るのみならず...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...肝心働き手の良人に寝つかれてしまっては……当分は体がほんものにならぬとみてとるや...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...働き手ではないからである...
柳宗悦 「工藝の道」
...それは働き手でない故...
柳宗悦 「工藝の道」
...それは働き手であるからと云えないでしょうか...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...おやじのことを考えます」「たんびに?」「まあね」「君はそんなにお父さんが好きだったのかい」「ええ」――ロベエルは言う――「働き手でしたからね...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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