...妹たちに働かせるのがかえっていいからとの口実のもとに暇をやってしまったのだった...
有島武郎 「或る女」
...あべこべにして働かせると...
海野十三 「火星兵団」
...然(しか)るに中には妻を働かせるのをなんだか夫自身に意久地(いくじ)がないかに思ったり...
大隈重信 「夫婦共稼ぎと女子の学問」
...妻は家政婦として働かせるようにした...
田中英光 「野狐」
...次第に彼は智慮と弁舌とを十分に働かせる落ち着きを取り返していた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...即ちその労働力を働かせるためには...
戸坂潤 「科学論」
...即ちその労働力を働かせるためには...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...筋肉を働かせることから来る力強い爽快な汗ではなくて...
豊島与志雄 「悪夢」
...彼らを働かせることができない――(彼女はそれを口惜(くや)しがっていた)――ので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...我々はまた感覚物を通じて知を働かせるときに一種の情を起します...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...次に我々は同じく感覚物を通じて情を働かせるときにまた一種の情を得ねばならぬ訳であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...娯楽は他の仕方における生活として我々の平生使われていない器官や能力を働かせることによって教養となることができる...
三木清 「人生論ノート」
...お兼を働かせる事になつたのである...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...大胆な空想を広く自在に働かせるのです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...人を働かせる日の間食にはかぎらず...
柳田国男 「母の手毬歌」
...昼間は禿とごうつくが掛ってて働かせるだろう...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...彼を除いて村には知力を働かせるものもない...
横光利一 「夜の靴」
...それが国内において働かせる生産的労働量はより大となるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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