...しかし先生は傲語(がうご)してゐた...
芥川龍之介 「漱石山房の冬」
...議論は難からずと傲語せしと...
芥川龍之介 「恒藤恭氏」
...芭蕉のみづから「俳諧の益は俗語を正すなり」と傲語(がうご)したのも当然のことと云はなければならぬ...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...傲語と群集本能と...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...労働運動面(づら)もあるものか」と傲語しながら...
伊藤野枝 「ある男の堕落」
...「俺の画は死ねば値が出る」と傲語(ごうご)した椿岳は苔下(たいか)に会心の微笑を湛(たた)えつつ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...馬琴の本が売れるのは俺の挿画が巧いからだと北斎が傲語した...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...と傲語しているところへ...
大杉栄 「日本脱出記」
...)などと傲語(ごうご)してみる...
太宰治 「虚構の春」
...」こう彼は傲語して居ました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...と傲語していたように覚えている...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...十萬二十萬の端金の爲に名節を汚すものに非ずと傲語し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...十万二十万の端金の為に名節を汚すものに非ずと傲語し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...みずから兇悪な人間と傲語(ごうご)する老賊の目に思いがけない涙を見ようとは...
吉川英治 「江戸三国志」
...わざと傲語(ごうご)していった...
吉川英治 「三国志」
...相手方(がた)は騎乗(きじょう)でも徒歩(かち)でも勝手(かって)しだいと傲語(ごうご)したのだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ここで傲語(ごうご)はしなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...傲語(ごうご)して書いた言葉の一つでも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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