...「いやに傲慢な男です」などと云う非難は到底受けそうもない気がしていた...
芥川龍之介 「飯田蛇笏」
...教頭は傲然(ごうぜん)として...
泉鏡花 「婦系図」
...社会生活の弱者が犯罪の世界において傲然(ごうぜん)として自己の優越を証明せんとする心理が多分に働いている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...などと傲語していたものだ...
大杉栄 「獄中消息」
...じつに傲慢無礼な態度をとった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...ひどく傲岸(ごうがん)にみえた...
徳永直 「白い道」
...復た一人の星氏の勢力に及ぶこと能はず而も星氏の傲岸なる...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...よっぽど傲慢で横柄であるかも知れない...
豊島与志雄 「最近の菊池寛氏」
...後ろには山形雄偉なる胆吹山が傲然(ごうぜん)として見張りをしている...
中里介山 「大菩薩峠」
...自ら楽しんで傲(おご)ることなき...
中里介山 「大菩薩峠」
...傲然(ごうぜん)として引揚げるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...同じやうな傲慢さであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...おやぢの傲岸な態度は一層自分の立場をやりきれなくしてしまつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...だが今申したあの傲慢な人々は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...七八人の女達に囲まれて傲然と構えているし...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
...この傲慢な云ひ方もどうぞ赦してほしい...
横光利一 「悲しみの代價」
...傲然(ごうぜん)...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...その傲慢は死の年に極点に達し...
和辻哲郎 「鎖国」
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