...他人を議する人は自己を神と同視するものにして傲慢ちょう悪霊(あくれい)の擒(とりこ)となりしものなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...かくてはかれが術(じゆつ)も施(ほどこ)しがたからんと自(みづから)傲(ほこ)りしに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その傲慢で横柄な顔つきを思い浮かべると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
... 905即ち彼は傲然とクロニオーンの側に座す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...傲慢な蔑視の眼がひそんでいた...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...椎の木は傲然とつっ立っていました...
豊島与志雄 「古木」
...クリストフから叱(しか)られる訳はないと傲然(ごうぜん)と答えかえした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...傲慢(ごうまん)の念は消えうせた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そんな傲りの気配だけは少しも表に現れない...
中島敦 「妖氛録」
...生ノ腹ヲ曝スハ甚ダ傲ニ失シテ君子ノ笑ヲ免レズ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「土用干ノ記」
...傲慢らしくのけぞつて腰掛の上へ長々とからだを伸ばしたりしてゐる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...今晩見なかったの?」と傲慢(ごうまん)に返した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...白髪頭を傲然(ごうぜん)と上げ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...傲慢にも家を飛び出し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...それを見つけた孫叔傲はまつ蒼(さを)になつてしまひました...
槇本楠郎 「原つぱの子供会」
...不安と焦躁とは傲慢(ごうまん)な心のことであり...
三木清 「語られざる哲学」
...イヤに傲岸(ごうがん)...
夢野久作 「戦場」
...傲(おご)り栄(さか)える平家を憎んだ...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??