...これには傲然(ごうぜん)として...
泉鏡花 「婦系図」
...俺は今この部屋を出て行こうとしているのだ」ルパンが傲然として云い放った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...俄(にわか)に傲慢になって...
大隈重信 「平和事業の将来」
...傲誕自得(ごうたんじとく)という有様であった...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...あの傲然(ごうぜん)とした面(つら)つきはどうだ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...しかしこの少女はじつに傲慢な娘で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...彼傲慢なるジャヴェルは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...傲然(ごうぜん)たる慓悍(ひょうかん)さのうちにおける驚くべき技能...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...傲然として下に臨み...
直木三十五 「南国太平記」
...粲たる七斗は、御空のあなた、傲る吾讎、北方にあり...
夏目漱石 「從軍行」
...それはこの傲慢な召使に彼がこの家の住人の知り合いであることを間違いなく知らしむるためだった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...傲然(がうぜん)とした一個の紳士が...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...このどこか傲岸さうに眼を光らせた...
北條民雄 「道化芝居」
...物腰は傲慢(ごうまん)だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...傲慢半分のこわもてだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...それなる三名の者……」傲岸(ごうがん)な調子で吠えかけた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...傲然(ごうぜん)といい放つ――「いいじゃないか...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
......
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??