...「孔雀(くじやく)のやうに傲慢(がうまん)な女」と云ふのは日本人には新しい感じを与へても...
芥川龍之介 「東西問答」
...傲然(がうぜん)として笑へるが如くなりき...
石川啄木 「閑天地」
...彼はこの旅行相手が食卓越しに述べ立てた傲慢な話や...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「若い僧侶の話」
...傲然(ごうぜん)とドア近くの椅子に腰かけたのであるが...
太宰治 「断崖の錯覚」
...お前は思い上がって傲慢(ごうまん)で...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...傲慢なリネツトも...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...人々はさもけがらわしいというような傲然(ごうぜん)たる態度で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...常に傲然として思想上の治外法権を維持せり侯或は此未開国を征服するの野心ありとせむされど侯は果して善良なる君主たるを得る乎伊藤侯と大隈伯とは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ある者は彼を傲慢(ごうまん)だとし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフのうちにうなっていた傲然(ごうぜん)たる世界は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その殺害的な傲慢(ごうまん)さに純化的主張があるだけに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...当人だけに於ては自尊傲岸(じそんごうがん)に孤立しているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...態度が傲慢不遜だのと言われていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...内心にこれを愧じて外面に傲慢なる色を装い...
福沢諭吉 「日本男子論」
...不安と焦躁とは傲慢(ごうまん)な心のことであり...
三木清 「語られざる哲学」
...縦令(たとひ)茶山が朴斎を傲慢なりとなしたとしても...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...だからこそつけ元気でやけくそな歌をうたったり傲慢(ごうまん)なことを喚いたりしているんだ...
山本周五郎 「陽気な客」
...傲然(ごうぜん)と...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??