例文・使い方一覧でみる「催し」の意味
スポンサーリンク...思わずブルブルと身慄いを催した... 
海野十三 「蠅男」
...しかもその私が――そうした文書に唾棄せんばかりの憎悪を催し...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...二時から開催した公会堂の半数以上は若い男女からなった聴講者に向って...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...連句や詩歌の会をお催しなされたり...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...東京で国嶋氏が自分のために小宴を催してくれることになっているので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...各自の蒐集品を一括して千八百八十三年（明治十六年）既に一大展覧会を催しつづいて九十年（明治二十三年）には浮世絵板物（はんもの）のみの特別展覧会を開きぬ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...兵馬はそれに興を催して...
中里介山 「大菩薩峠」
...よってこのたびの流鏑馬の催しに...
中里介山 「大菩薩峠」
...徳川氏のやり方は、いま言った四字の秘訣を体認して、よく民を親しんで、実地に適応する政治をやったものだ、その重んずるところは人にあって、法にあるのではない、八代将軍の時に諸法度（しょはっと）の類もやっと出来上ったくらいだが、それにしても北条時代の式目が土台になっている、あの貞永式目（じょうえいしきもく）というのが深く人心に染（し）み込んでいるものであり、なにもわざわざアクドイ新体制を作って民を惑わすがものはない、この辺をよく注意したものさ」「東照宮の如きも、駿府に隠居をされた後でも、ただ、じーっとして城内に引籠（ひきこも）っていられたわけではない、駿府の近傍の庄屋とか、古老とかいうのを集めては、碁の会を催して、輪番にそれらの人々の家へ碁を打ちに行かれたものだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前達の境遇に同情して慰問のコンサートを催して下さるが...
三浦環 「お蝶夫人」
...お催しとしては結構で御座いましょう...
宮本百合子 「花袋・秋声の祝賀会に際して」
...さうして座敷開きの宴などを催したであらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...また同じ題目で展観を催したことがある...
柳宗悦 「民藝四十年」
...大弐と別宴を催したところで...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...芝居がかりの茶会を催したり...
山本笑月 「明治世相百話」
...大食競べの催しが度々あった...
吉川英治 「醤油仏」
...紹巴（しょうは）をよんで連歌百韻（れんがひゃくいん）を催したり...
吉川英治 「新書太閤記」
...当地の公民館で「吉川英治氏を郷土に迎える会」を開催したことがあります...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？