...われは彼輩(かのともがら)のなすところに傚(なら)ひき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...讀本でよんだ古智に傚つて...
竹久夢二 「砂がき」
...それに傚はねばならなかつたことを「流し込み」の初期グウテンベルグらの活字が非常に大きなものだつたことと照しあはせて困難だつたと思ふのであるが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
......
永井荷風 「江戸芸術論」
...もし我々の趣味がいわゆる人格の大部を構成するものと見傚(みな)し得るならば...
夏目漱石 「創作家の態度」
...「国家の実質とも見傚(〔みな〕)し得べき「力」を有(〔も〕)たない小邦が...
夏目漱石 「点頭録」
...御米は恐ろしい罪を犯した悪人と己(おのれ)を見傚(みな)さない訳に行かなかった...
夏目漱石 「門」
...その様子があたかも御米を路を悪くした責任者と見傚(みな)している風に受取られるので...
夏目漱石 「門」
...しまいには主人の例に傚(なら)って...
夏目漱石 「門」
...餘(あま)つた分(ぶん)は自分(じぶん)の所得(しよとく)と見傚(みな)して差支(さしつかへ)ない...
夏目漱石 「門」
...傚二日本茶道宗師嘱製之法一...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「土用干ノ記」
...それに傚って何本も鵞ペンを削っておき...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...只管(ひたすら)外国婦人の所業に傚(なろ)うて活溌(かっぱつ)を気取り...
福沢諭吉 「日本男子論」
...兄も矢張(やは)り先輩に傚(なら)うて算盤(そろばん)の高尚な所まで進んだ様子です...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...花はわが地球上に出現した時に彼等の周囲には傚ねべき手本もなかつた...
牧野信一 「卓上演説」
...あるいは紅葉題詩といふ古事に傚(なら)ひて亀に恋の媒(なかだち)でも頼みたる訳か...
正岡子規 「墨汁一滴」
...造化を模傚(もはう)し...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...以下傚之(これにならう)...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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