...世界を率いる資格の備わるのは...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...各自に備わる人品であり風韻(ふういん)である...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...服装(みなり)が可いと威が備わる...
泉鏡花 「婦系図」
...わが国に備わるようにと心掛けるべきである...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...完全に備わるもの...
高木敏雄 「比較神話学」
...主観に備わる直観の形式だと考える他に可能性がないという点を挙げている...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...僕としてもより多く威厳が備わるわけだし...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その土地に備わる天分というものがあって...
中里介山 「大菩薩峠」
...エライ人にはみんなそれぞれ身に備わる「威」というものがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...吾らが生くべき条件の備わる間の一瞬時――永劫(えいごう)に展開すべき宇宙歴史の長きより見たる一瞬時――を貪(むさ)ぼるに過ぎないのだから...
夏目漱石 「思い出す事など」
...自然に備わる抑揚頓挫(とんざ)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...実際箇々の人に於ては各々自然に備わる特有の形ありて...
二葉亭四迷 「小説総論」
...老懸が冠の両傍に備わると違い...
南方熊楠 「十二支考」
...備わるが上の薫香(くんこう)をたきしめて来たのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...芸熱心の故に自然と備わる徳である...
山中貞雄 「雑録」
...ギロリと光る眼つきは凄いが王弟だけにどこか備わる威厳...
山本笑月 「明治世相百話」
...新手の兵馬がわれに備わるからには...
吉川英治 「三国志」
...武者だましいは自然と備わる...
吉川英治 「新書太閤記」
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