...各自に備わる人品であり風韻(ふういん)である...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...いったい監査役というものが単に員に備わるというような役目なのか...
有島武郎 「親子」
...服装(みなり)が可いと威が備わる...
泉鏡花 「婦系図」
...わが国に備わるようにと心掛けるべきである...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...名実備わる侍史だった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...どこやらに親しみのある人品が備わるように見えないでもありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...その土地に備わる天分というものがあって...
中里介山 「大菩薩峠」
...おのずから備わる後光のようなものだと信じているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...心に備わる知覚以外には...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...自然に備わる抑揚頓挫(とんざ)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...法学法術兼ね備わる者でなくては...
穂積陳重 「法窓夜話」
...ただ時々飼われて娯楽の具に備わるの一途あるのみ...
南方熊楠 「十二支考」
...ただ時々飼われて娯楽の具に備わるのみ...
南方熊楠 「十二支考」
...東の女王は細かい感情ももう皆備わる妙齢になっているのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...備わるを求むることの太(はなは)だ過ぎたるものではなかろうか...
森鴎外 「渋江抽斎」
...あれを斫(き)り研(みが)き磨(す)って穴をあける技術が備わるまで...
柳田国男 「海上の道」
...芸熱心の故に自然と備わる徳である...
山中貞雄 「雑録」
...ギロリと光る眼つきは凄いが王弟だけにどこか備わる威厳...
山本笑月 「明治世相百話」
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