...傍人の目から見れば、状況は簡単に解決できると思う...
...傍人には何も分からないから、口を挟まないでほしい...
...傍人の観察力がすごいと言われている...
...傍人の意見を聞いても、自分の考えを曲げたくない場合もある...
...傍人には状況が理解しがたいこともあるが、それでも協力してくれる人もいる...
...バロツシユその答にや憤(いきどほ)りけん傍人(ばうじん)に囁(ささや)いて云ひけるは...
芥川龍之介 「骨董羹」
...この種の興味を云々するは恐らく傍人の嗤笑を買ふ所にならん...
芥川龍之介 「骨董羹」
...傍人(ばうじん)には面白くも何(なん)ともあるまい...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...傍人は「石狩川です」と教へて呉れた...
石川啄木 「雪中行」
...喫驚(びっくり)して窃(ひそか)に傍人に訊(き)いて...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...傍人(ぼうじん)に示さぬのを常としたのである...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...傍人の有様を見て...
関寛 「関牧塲創業記事」
...傍人(ぼうじん)に一語を交へずしての口内に闖入せり...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...文学者に対しては傍人たる彼の言...
豊島与志雄 「傍人の言」
...仁恵なる監督官は余が衷情(ちゅうじょう)を憐(あわれ)んで「クラパム・コンモン」の傍人跡あまり繁(しげ)からざる大道の横手馬乗場へと余を拉(らっ)し去る...
夏目漱石 「自転車日記」
...傍人(ぼうじん)が泣かんでも出来損いの御母さんとは云われぬ...
夏目漱石 「写生文」
...衒學者及び説教者は傍人に聽かれんために祈祷す...
萩原朔太郎 「散文詩・詩的散文」
...もし傍人がこの病気について特種の智識をもたなかつた場合には彼に対してどんな惨酷な悪戯が行はれないとも限らない...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...傍人より見なば定めて狂人の言とさげすまるる事と存候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...ただ傍人より見れば新聞取次店または地方歓迎者の名前を一々列記したるだけはややうるさい感があるが...
正岡子規 「徒歩旅行を読む」
...小生今日の容態は非常に複雑にして小生自身すら往々誤解致居(いたしおる)次第故とても傍人には説明難致(いたしがたく)候へども...
正岡子規 「墨汁一滴」
...傍人之を評して彼れは写実派なり...
山路愛山 「詩人論」
...傍人(ぼうじん)の案じるのをも押して...
吉川英治 「三国志」
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