...怺(こら)えかねたように傍らから口を入れた...
大阪圭吉 「死の快走船」
...傍らから青年二が女の甕を奪って飲みはじめる...
林不忘 「安重根」
...保科が傍らから微笑んでいました...
豊島与志雄 「旅だち」
...第一この番付からして笑わせる、海老蔵ほどの役者なら、下の方へ尋常に名前を並べて書いておいても、誰も見損じをするはずはない、またその方が奥床(おくゆか)しいのに、この通り、番付いっぱいに自分の名前を書き潰(つぶ)し、岩見重太郎でも、水戸黄門でも、下の方へ小さく記して得意げにしているところは、由緒(ゆいしょ)ある劇道の名家のなすべきところではなく、成上りの、緞帳役者(どんちょうやくしゃ)の振舞である――拙者のむかし見た海老蔵は、こんな薄っぺらなものじゃなかったよ――だから、これは何代目の海老蔵だと聞いているのだ」丸山勇仙も最初から、様子が少し変だとは思いましたが、「まあ、そこが芝居だよ」どこまでも仏頂寺をなだめてかかると、その傍らから、「タイセツ、ショサクジとは何だろう」と尋ねたのは、同行の壮士の一人であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...という気構えで傍らから白雲が悠然として...
中里介山 「大菩薩峠」
...その傍らから、お銀様の傲然たる声音(こわね)で、「それは、かとりの海――この琵琶湖のことじゃありません、琵琶湖は大きいのなんのと言っても、涯(かぎ)りの知れた湖です、かとりは海ですからね」「なるほど……そうおっしゃられると、拙者もそこに、かねがねの疑問を持っていたのです、お言葉通り、かとりの海と人麿(ひとまろ)は詠みました、かとりといえば、たれしもが当然、下総(しもうさ)常陸(ひたち)の香取(かとり)鹿島(かしま)を聯想いたします、はるばると夷(えびす)に近い香取鹿島の大海原(おおうなばら)に、大船を浮べて碇泊した大らかな気持、誰もそれを想像しないわけにはいかないのですが、拙者はこの歌を酷愛する一人であるにかかわらず、この歌の持つ空間性に、まだ疑いが解けきれないというのは、第一、柿本人麿(かきのもとのひとまろ)という人が、あの時代に、東(あずま)の涯(はて)なる香取鹿島あたりまで旅をしたことが有るかないかということです...
中里介山 「大菩薩峠」
...田甫道を行き尽して突きあたりの馬頭観音の傍らから坂道に差しかゝるまでそれとなく注意してゐたが...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...傍らから武一が早速見とがめて...
牧野信一 「南風譜」
...先づあの部屋のランプの傍らから……」などと演説して...
牧野信一 「沼辺より」
...傍らから何をとりあげたかと思ふと僕の捕虫網であつた...
牧野信一 「沼辺より」
...傍らから一人の紳士に呼びかけられた...
牧野信一 「風媒結婚」
...傍らから見たのだといふ答へであつた...
正岡子規 「病牀六尺」
...他の武士の腰かけて居る有様を傍らから見たやうな詞つきでないと思ふ...
正岡子規 「病牀六尺」
...謹んで矛をうしろにおき羽将軍のことばを落着いて聞くがいい」と傍らから呶鳴った...
吉川英治 「三国志」
...すると、童子が傍らから、「先生、この方が、いつも先生やお友達がよく噂しておいでになる劉玄徳というお人ですよ」と、告げた...
吉川英治 「三国志」
...傍らから身をすすめ...
吉川英治 「三国志」
...彼が立ち入りかけた桃林の傍らから出てきて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鄒淵(すうえん)がすぐその傍らから...
吉川英治 「新・水滸伝」
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