...詰りが明窓淨几の人で無くつて兵馬倥偬(へいばこうそう)に成長(ひとゝな)つた方のだから自分でも文士などゝ任じては居らぬし...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...今は兵馬倥偬(へいばこうそう)の塵に汚れていると聞きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...王城内で一つの書き物を見ている――兵馬倥偬(へいばこうそう)の間(かん)に...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかも倥偬(こうそう)の際に分陰(ふんいん)を偸(ぬす)んで記しつけたものと見えて大概の事は一句二句で弁じている...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...兵馬倥偬(こうそう)のあいだには遊びに来る子供も見えなかった...
本庄陸男 「石狩川」
...しかして世は曠古の大局にあたりて兵馬倥偬をきはめたり...
三好達治 「朝菜集」
...兵馬倥偬(こうそう)を極める唯今のやうな時局下に...
三好達治 「柘榴の花」
...兵馬倥偬(へいばこうそう)のあいだにも...
吉川英治 「上杉謙信」
...兵馬倥偬(へいばこうそう)の世にかえりみられず...
吉川英治 「新書太閤記」
...兵馬倥偬(こうそう)の中に...
吉川英治 「新書太閤記」
...ともかく兵馬倥偬(こうそう)のあいだにあっても...
吉川英治 「新書太閤記」
...兵馬倥偬(へいばこうそう)の日常...
吉川英治 「新書太閤記」
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