...余り健康なのを憾(うらみ)とすると云つたのは...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...健康なる体躯(たいく)を有する青年であって...
大隈重信 「青年の天下」
...最も不健康な消費面に沈溺して...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...」健康な青年の、くつたくない笑顔はいいものだ...
太宰治 「津軽」
...彼の極く不健康な折の神経的の悪気体であって...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...イキイキした動作をもつ健康な少女に遭ふと...
中村地平 「悪夢」
...やや不健康な程度にまで奔逸(ほんいつ)したのは...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...娘らしい健康な愛くるしさは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...きわめて健康な眠りを意味するはずだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そしてこの男は健康な人間に対して本能的な憎悪を持つてゐる...
北條民雄 「道化芝居」
...何も自分の心が病はされさうもない健康な自分の思索的な生活を祝福しながら...
牧野信一 「山を越えて」
...健康な(になってゆく)人間の生きかたというものは面白いものね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしよりも愉快そうで健康なのを眺めているうち...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...健康な人々が外部的な事故*にあって急に嘔吐や下痢をもよおし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...簡素な健康なものにはいつも勝ちみがあります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...健康な精神を材料に使わねばならぬ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...参木は甲谷の健康な慾望の波動から...
横光利一 「上海」
...健康な心には、迷信の棲(す)みうる闇はなかった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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