...会議中に彼は停頓し、しばらく考えてから意見を述べた...
...広告主は新製品の売り上げが伸び悩むと、広告の出稿を一時停頓することがある...
...無人島での生活について考え込んで、彼女は口ごもって停頓した...
...交通の流れが一時停頓し、混雑が生じた...
...疲れがたまってきたので、勉強の進捗を一時停頓することにした...
...横隊戦術の不自然な停頓と...
石原莞爾 「戦争史大観」
...このキャタ公が都合よく応援に来てくれないと、すべて思索なり推理なりが、停頓閉塞する...
海野十三 「軍用鮫」
...一切の生活が停頓(ていとん)してしまふ...
高村光太郎 「智恵子抄」
...一切の生活が停頓(ていとん)してしまう...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...ちょうど瀬越との間の話が停頓(ていとん)していた十一月の末の或(あ)る日...
谷崎潤一郎 「細雪」
...病人を外科へ移す相談が停頓(ていとん)しているのは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...政府が心配してイライラする程審議は停頓している...
戸坂潤 「社会時評」
...これは原子固有の輻射を手鈎として探求すれば、目的を達し得べきも、輻射は不連續であつて、吸收は連續的に行わるゝ點に、疑惑が多くの人に存して、うかと使い損ずれば大怪我の源となりそうな危險があつたから、暫く停頓した...
長岡半太郎 「原子核探求の思い出」
...殆んど名状することのできないほどの困憊の中に私のすべての神經中樞の活動は停頓してしまひ...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...その先はどうしたんだ」暫(しばら)く灯で停頓した話を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...また停頓してしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...停頓した...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...その持主たちを停頓させているばかりではない...
宮本百合子 「現代の主題」
...中途にして停頓している姿を見るのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...何かの原因で停頓するか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...頭の中に描かれてゆく人間の歴史も停頓する微妙さに...
横光利一 「旅愁」
...実はいまだに停頓している意気地なさでもある...
横光利一 「旅愁」
...野上のあたりに停頓をよぎなくされた...
吉川英治 「私本太平記」
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