...会議中に彼は停頓し、しばらく考えてから意見を述べた...
...広告主は新製品の売り上げが伸び悩むと、広告の出稿を一時停頓することがある...
...無人島での生活について考え込んで、彼女は口ごもって停頓した...
...交通の流れが一時停頓し、混雑が生じた...
...疲れがたまってきたので、勉強の進捗を一時停頓することにした...
...専制君主の傭兵が横隊戦術に停頓せしめたのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...例の地点に於(お)けるわれわれの計画は少くとも三箇月の停頓を喰うことになる」「マッチの棒は...
海野十三 「流線間諜」
...一切の生活が停頓(ていとん)してしまふ...
高村光太郎 「智恵子抄」
...ちょうど瀬越との間の話が停頓(ていとん)していた十一月の末の或(あ)る日...
谷崎潤一郎 「細雪」
...政府が心配してイライラする程審議は停頓している...
戸坂潤 「社会時評」
...殆んど名状することのできないほどの困憊の中に私のすべての神經中樞の活動は停頓してしまひ...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...その先はどうしたんだ」暫(しばら)く灯で停頓した話を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...また停頓してしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...停頓した...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...自分に固執する者は停頓(ていとん)しがちである...
三木清 「西田先生のことども」
...中途にして停頓している姿を見るのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...彼の将来はいちおう停頓のかたちになった...
山本周五郎 「竹柏記」
...ここで停頓しているからには...
横光利一 「旅愁」
...ややしばらくの停頓をみせていた...
吉川英治 「私本太平記」
...野上のあたりに停頓をよぎなくされた...
吉川英治 「私本太平記」
...見物の桟敷(さじき)やら人波でしばしば停頓を見...
吉川英治 「私本太平記」
...ある程度で停頓(ていとん)を見てしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...何のために行軍が停頓(ていとん)しているのか...
吉川英治 「新書太閤記」
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