...俺は偉くも強くもない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...兎に角今の俺は偉くも強くもない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...偉くなりすぎたからいかんのだ...
太宰治 「虚構の春」
...偉くならなくちゃいけないんだ...
太宰治 「乞食学生」
...人を偉くすることができない...
太宰治 「火の鳥」
...李剛 (皮肉に)君も偉くなったねえ――...
林不忘 「安重根」
...スクルージは急に自分が偉くなったように感じながら...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...偉くも何ともないようなヨーロッパのあれこれの学究の片言双語などをもって自分の論拠の助けとしているのである...
戸坂潤 「読書法」
...「ぼくはそれでも偉くなるよ」ネロはそっと小さな声で言いました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...女が偉くならなくっちゃだめだね」「でも兄は近々(きんきん)結婚いたしますよ」「おや...
夏目漱石 「三四郎」
...」「偉くなる坊主はァ...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...きつと偉くなります...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...さう云はれると康雄は急に偉くなったやうに嬉しかった...
原民喜 「焔」
...自由党の名士だって左程偉くもない...
二葉亭四迷 「平凡」
...おまえは兄さんよりもきっと偉くなるよ...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...うで次第でどしどし偉くなれるように考えたり...
水上滝太郎 「果樹」
...専門家の師匠というものは自身の芸には偉くても融通のきかないものだから」などとお命じになるなつかしい味のある院の御様子をうれしく拝しながらもまた衛門督は恥ずかしく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼の偉くない方の一欠点であったのだろう...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索