...よほどドオデエのほうが偉く見えた...
芥川龍之介 「仏蘭西文学と僕」
...かうした人達が偉くなつたのは...
薄田泣菫 「茶話」
...人間はその目の着けどころに依つてどんなに偉くでもなれるのである...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...偉くなることに努めた...
太宰治 「火の鳥」
...あの子を少しでも偉くしてあげたい...
太宰治 「火の鳥」
...李剛 (皮肉に)君も偉くなったねえ――...
林不忘 「安重根」
...教壇に立って私を指導してくれる偉い人々よりもただ独(ひと)りを守って多くを語らない先生の方が偉く見えたのであった...
夏目漱石 「こころ」
...女が偉くなると、こういう独身ものがたくさんできてくる...
夏目漱石 「三四郎」
...偉くなる坊主は違ふなあ...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...この頃はその唄をうたって落合川を歩いたひとも偉くなってしまったのか...
林芙美子 「落合町山川記」
...あはよくばもつと偉くなるかも知れん...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...無理にでも己れを偉くさせて...
牧野信一 「村のストア派」
...何を言え偉くて諸(もろも)ろの学者が宗と崇むる蘭山大先生がこれをエゴノキと書いたもんだから...
牧野富太郎 「植物記」
...わしにとってはお前が偉くなることよりも...
三浦環 「お蝶夫人」
...自由で偉くなったような気がするのであった...
室生犀星 「幼年時代」
...いまに必ず偉くなるやつだと信じこみ...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...大将はお偉くても...
吉川英治 「新書太閤記」
...『これだな、人間を邪悪にするのも、偉くするのも...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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