...先づ假是非を了(れう)し...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...假粧舞(フエスチノ)の場(には)に入りぬ...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...假令(たとひ)その成績(せいせき)に多少(たせう)の缺點(けつてん)が認(みと)められても夫(それ)は問題(もんだい)でない...
伊東忠太 「建築の本義」
...家屋も他の方面で見る樣な假小屋的でなく...
岩野泡鳴 「日高十勝の記憶」
...4.それは凡そ世に見る限りの最も明敏な假定であつて...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...(本州居住ノ者モ假ニ此名ヲ以テ呼ブ可シ...
坪井正五郎 「石器時代總論要領」
...此間(このあひだ)ロミオは道外假面(だうけめん)を被(かぶ)ったるまゝ獨(ひと)り離(はな)れて見(み)てゐる...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...ヂュリ夜(よる)といふ假面(めん)を附(つ)けてゐればこそ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...ほんの假初(かりそめ)の氣まぐれからそうしてくれと言いだしたなら...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...假りにパーヴエル・パーヴロヴィチが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...娘の幾代の假名文字の美しさも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若殿樣御手習ひの御手直しなどをいたしました」「御内儀は?」「ほんの假名書きを少しばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...文學は文選の出來損ひの樣な漢文から「候畢」の文體となり漢字假名交りのものを増加した...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...各人はいはば一つの假説を證明するために生れてゐる...
三木清 「人生論ノート」
...若し假りに彼女がさういふ綺麗事で男にうはべをうまく...
室生犀星 「はるあはれ」
...扨是迄(これまで)の假名は國民の共有物である...
森鴎外 「假名遣意見」
...假名遣と云ふ語は一體其の邊から起つたのでありませう...
森鴎外 「假名遣意見」
...一體漢字を假名に書くのは「易(やす)きに由る」のだと云ふのが井上毅先生の議論であります...
森鴎外 「假名遣意見」
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