...但(たゞ)し倶利伽羅(くりから)の嶮(けん)を越(こ)す――其(そ)の伏木港(ふしきかう)から直江津(なほえつ)まで汽船(きせん)があつて...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...倶利伽羅(くりから)に掛(かゝ)る...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...一門の存亡を賭(と)せし倶利加羅(くりから)...
高山樗牛 「瀧口入道」
...実はなよの命令を倶利加羅流(くりからりゅう)に崩(くず)したんだから...
夏目漱石 「坑夫」
...『越(こし)の下草(したくさ)』によれば越中より倶利迦羅(くりから)道へ出づる間道なり...
柳田國男 「地名の研究」
...そのお礼を申上げに来ましたという紋々(もんもん)倶利迦羅(くりから)なんどが...
夢野久作 「近世快人伝」
...倶利伽羅(くりから)の嶮(けん)を中心とする山また山は...
吉川英治 「新書太閤記」
...倶利伽羅には、さきに佐々方が、砦(とりで)を設け、前田方の津幡(つばた)、鳥越(とりごえ)に備えてはいたが、そこの小規模をもって、かれを圧するには足りず、守るには、火急の場合、後方との連絡や援護に、余りにも遠く、また地勢の不便が甚だしかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...津幡と倶利伽羅(くりから)との中間――鳥越城(とりごえじょう)へ進路をとった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここは三国山の南、倶利伽羅の西、どっちを望んでも、山また山の山城である...
吉川英治 「新書太閤記」
...倶利伽羅の奥ふかく...
吉川英治 「新書太閤記」
...敦賀、倶利伽羅、安宅ノ関あたり、それらの北陸平家史蹟は、一昨年の秋、ひと巡り見てあるいた地方である...
吉川英治 「随筆 新平家」
...前号の倶利伽羅谷の凄惨な大量戦歿の場面と...
吉川英治 「随筆 新平家」
...芭蕉ならずとも、倶利伽羅に立ち、安宅からこの辺を訪えば、たれもが、おなじ思いを抱くにちがいない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...さっき倶利伽羅坂(くりからざか)の上にみえた二人が...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...倶利迦羅紋々(くりからもんもん)の素ッぱだかが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...倶利迦羅紋々(くりからもんもん)のいさぎよい逃げぶりを見送って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...倶利伽羅坂(くりからざか)でもかなりヘトヘトになった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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