...晩(ばん)になると倶樂部(くらぶ)に行(い)つては玉突(たまつき)をして遊(あそ)ぶ...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...倶舎(実在論)唯識(理想論)というような類...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...桜貝波にものいひ拾ひ居る朧夜(おぼろよ)や男女行きかひ/\て三月二十四日 丸之内倶楽部俳句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...それを助けてやりたいと云うんで倶楽部を拵えたんですって...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...それをまたみんなはむきになつて眼のまへに不倶戴天のちやんちやん坊主が押寄せてきたかのやうに肩をいからし肘を張つて雪駄の皮の破れるほどやけに足踏みをしながらむんむと舞ひあがる埃のなかで節も調子もおかまひなしに怒鳴りたてる...
中勘助 「銀の匙」
...午後常磐木倶楽部諏訪商店浮世絵陳列会に赴き...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...ただ君が栗毛の蹄(ひづめ)のあとに倶(ぐ)し連れよ...
夏目漱石 「薤露行」
...この有名なる「無名倶楽部(くらぶ)」です...
野村胡堂 「古城の真昼」
...そしてこの「法悦倶楽部」などという異常(アブ・ノルマル)な催しも...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...非常に面白い話には違いないのですが――」法悦倶楽部の会長茶谷金弥は...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...日本橋倶楽部(クラブ)で催された竹柏園(ちくはくえん)の大会の余興に...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...(明治二十八年十二月「文藝倶樂部」臨時増刊 閨秀小説)...
樋口一葉 「十三夜」
...是度は妻クララと倶に再び伊太利に往き...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...不倶戴天(ふぐたいてん)の家だと知ってのことだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...社会党倶楽部(くらぶ)――正式には...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...『文章倶楽部』のような雑誌もありますし...
宮本百合子 「アメリカ文士気質」
...唖唖声涙倶下...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...かつ時々は両国の美術倶楽部などに行かるるために立った噂であろう...
柳田国男 「雪国の春」
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