...値遇し奉ること其憚有りと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...大唐(だいとう)の玄奘法師(げんじょうほうし)に値遇(ちぐう)し奉り...
中島敦 「悟浄出世」
...日月星辰の値遇から吉凶をうらなう占星術の方が主な仕事であった...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...その値遇(ちぐう)の縁で出家専修した者極めて多ければ...
南方熊楠 「十二支考」
...値遇(ちぐう)を得た君臣の間に黙契があって...
森鴎外 「阿部一族」
...己(おれ)が自分の材幹(さいかん)と値遇(ちぐう)とによつて...
森鴎外 「大塩平八郎」
...一人一人具体的に自分の値遇(ちぐう)の跡(あと)を尋ねて見ると...
森鴎外 「妄想」
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