...自己愛など執着する値打ちもないのだと...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...結果は一銭の値打ちもない三人だけが残った...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...値打ちもない建物だったのだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「もちろん金貨の値打ちも大したものでしょう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その欠点を取ってしまえば彼女の値打ちもなくなってしまう...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...そんな株に何の値打ちもないことが知れて来ると...
徳田秋声 「足迹」
...なんの値打ちもないのよ……アリョーシャがこんなおかしな女のところへ来たがらないのも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そんなものは諸君にとって一顧の値打ちもないけれど...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...四十スーの値打ちもない犬女郎(いぬめろう)に四十フランもする人形をやったりしてさ! も少ししたら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...宿屋の亭主なんか一文の値打ちもねえ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いまの金の値打ちも違つて来てゐるせゐもある...
林芙美子 「瀑布」
...今日の様に一尾一円もする時代では鰯の干物の値打ちも昔日の比でなく...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...いくつかの絵画も値打ちものと見た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...呂布の首の値打ちも...
吉川英治 「三国志」
...梅の実(み)一つの値打ちもありません...
吉川英治 「三国志」
...物の値打ちも余暇の愉しみようも知らぬ不風流者...
吉川英治 「私本太平記」
...二十フランの値打ちもない代物(しろもの)でしたからね」――フィリップが言う...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...彼は今生きることの苦しさに圧倒せられて自分のようなものは生きる値打ちもないとさえ思っている...
和辻哲郎 「樹の根」
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