...おごる値打ちがある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...しらべてみる値打ちはあると思います...
江戸川乱歩 「天空の魔人」
...これは何故に今さららしくとりかかる値打ちがあるのか...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...五千万クローネ……あるいはそれ以上の値打ちのものであったかも知れぬ...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...絵に画いたり文章に作ったりする値打ちはないと信じて居るんだ...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...しろと云っても出来ないところが雪子ちゃんの値打ちだけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...知り合う値打ちのない奴らばかりだと言いますが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...まるっきりこんなにしていただく値打ちなんかない女かもしれませんわ」「値打ちがないですって? このかたにそれだけの値打ちがないですってさ!」とカテリーナ・イワーノヴナはまたしても...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...『わたくしはそんなことをしていただく値打ちはありません...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...しかしその旅のことは語るだけの値打ちがある...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...宿屋の亭主なんか一文の値打ちもねえ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こんなことをしてもらう値打ちがない」と...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...一羽一銭の値打ちもないすずめ...
永井隆 「この子を残して」
...更科の夜明けての一句も大した値打ちを持ち...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...そこがこの歌の値打ちである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「おれにはそんな値打ちはありゃあしねえ...
山本周五郎 「さぶ」
...胃の腑(ふ)の中をくすぐられてるような心持だぜ」「銭にするとどのくれえの値打ちだ」と隣りにいる男がきいた...
山本周五郎 「さぶ」
...この通りだという値打ちを先に見せるがいいや...
吉川英治 「新・水滸伝」
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