...確かに一驚に値する奴なんだが...
大阪圭吉 「闖入者」
...供養をうける資格がない(応供に値するものは阿羅漢以上である)...
種田山頭火 「行乞記」
...中印をつけて置くが上印に値する...
種田山頭火 「行乞記」
...人間の外部的諸感官の問題から出発していることは多少の注意に値する...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...人間という者は議論の余地なく崇拝に値する者を求めている...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ここで注意に値するのは...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...しかしすべてそれらのことは流血に値するものであろうか? しかも流血に加うるに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼の霊妙な描写の筆に値する程のものでなければ我慢がならなかったのである...
中島敦 「光と風と夢」
...驚異に値するのである...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...彼が息子のド・ヴェルマンドワ公爵の生誕を助けるためには自分のカフスが何千エキュにも値することを忘れて引き裂かしめたというあの情熱...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...けれども裁判長にはそれが何の斟酌(しんしやく)にも値するものでないと思はれた...
平出修 「公判」
...のしかかる名誉に値するか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...今日の出来事は俺に取っては充分驚嘆に値するものだった...
森本薫 「華々しき一族」
...実際多くの者がそれに値するようになるのはわけのない話である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そういう特別の恩寵に値するのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...知るに値するすべてのことを心静かに瞑想し研究することをうる境遇にあるも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...比較に値する僅かずつの特徴が伝わっている...
柳田国男 「海上の道」
...これは煩悶に値することである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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