...ドランはどうかすると大といふ言葉に値する境地に到達し得る途を歩いてゐる...
高村光太郎 「正と譎と」
...千金にも値する快眠だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...私は捨てられたものを拾うて生きてゆく人間であればよい!□拒まれるに値するものこれも行乞中に感じたことであるが...
種田山頭火 「其中日記」
...それらの根拠をもって労力に値する大きな効果を挙げ得ようとは...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...捜査に値する犯罪そのものがない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...この子女売買の名に値する代表的なものとして理解しているらしい...
戸坂潤 「社会時評」
...病み上りの私の身體が女のさういふ視線に値するかどうか...
中島敦 「環礁」
...たしかに注目に値する言葉である...
中谷宇吉郎 「身辺雑記」
...これは注目に値することである...
中谷宇吉郎 「ピーター・パン」
...「今日(こんにち)までそれほど感服に値する勇気を拝見した覚(おぼえ)もないようだね」「そりゃその通りよ...
夏目漱石 「明暗」
...私は尊敬に値すると思う...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...それにこういう賢明な粒よりのお歴々を任用している当局はまことに絶大な賞讃に値するなどと仄(ほの)めかした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...賞賛に値するスナオさで物マネシステムを受けつぎ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...いわばこの地には争奪に値する中心の利益があったことで...
柳田国男 「雪国の春」
...この名に値する生活を実行して愧(は)ぢぬ者は...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...流石に後藤伯の総裁時代に出来た大規模の設計として感歎に値する...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...すなわちあらゆる物がそれを獲得せんと欲する者に真に値するのは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...注目に値する奇妙な点として...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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