...而も値段は僅か一セント半であった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この外套は現在あたくし自身を価値づけている最大の恩人なんです...
海野十三 「深夜の市長」
...道徳の価値は益々認められなくなつて...
丘浅次郎 「人類の将来」
...甚(はなはだ)しきはその人の持ち物の値段を聞いたり...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...□物そのものの値打...
種田山頭火 「其中日記」
...従つて孤独といふものについての価値の氏の意見は...
田山録弥 「脱却の工夫」
...それ自身の視界に適わしい価値の秩序を夫々独立に組み立てる...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...争議自身としては大した価値のものではないと云わなければならぬかも知れない...
戸坂潤 「社会時評」
...特に農産物等はほとんど価格の値上りを見ない...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...少なくともその形迹(けいせき)だけは芭蕉以後の正風争いと同価値に終るようになりはせぬかと思われます...
夏目漱石 「創作家の態度」
...それに漸(ようや)く人物の価値(ねうち)の分るようになった彼女は前沢との間が面白くなくなりだした...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...掛値(かけね)なしに立派なものである...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...一目(ひとめ)で僕の話のすぐれた価値が分るだろう...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...それも言い値が二円なのである...
柳宗悦 「京都の朝市」
...一つの器の高き美的価値と...
柳宗悦 「工藝の道」
...今まで有名なあるものは価値を失い...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...それ自身と正確に同一の事情の下で生産されるすべての物に対しては完全な価値尺度であろうが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...これら一抱へ二抱への樹齡もわからぬ大木老樹たちが平均一本六錢から七錢の値に當つてゐるのださうだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??