...此世界にあつては各の個人がその與へられたる天分に從つてそれぞれ彼自身の價値を創造するのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...どんなつまらない事でも「存在」する以上相当の理由と価値とは必ずあります...
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...――人を見て稍もすれば大掴みに値ぶみをしたり早呑込(はやのみこ)みの侮蔑をしたりすることが多い...
伊藤野枝 「S先生に」
...更に値打のある種族をつくる事に努めなければならないのだ...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...この家の宴楽(えんらく)の声が米の値段のメートルだというのであった...
寺田寅彦 「夏」
...そうでなければ論文は何等科学的な価値を持つことが出来ないわけだが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...四庫全書總目提要にも爾雅の古書としての價値をば頗る疑つてゐる...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...それは芸術の移入的等値的射影性を意味すると考えたい...
中井正一 「うつす」
...代地の方は建具造作(ぞうさく)の入替(いれかえ)位にてどうにか住まへるかと存じ候へども場所がらだけあまり建込(たてこ)み日当(ひあたり)あしく二階からも一向に川の景色見え申さず値段も借地にて家屋だけ建坪三十坪ほどにて先方手取一万円引ナシとは大層な吹掛(ふっかけ)やうと存じ候...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...「今日(こんにち)までそれほど感服に値する勇気を拝見した覚(おぼえ)もないようだね」「そりゃその通りよ...
夏目漱石 「明暗」
...結局二倍の値段で少しばかり買って立ち去った...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...芸術的価値と商業的価値との場合にも全く同じである...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...芸術的価値がその特殊性を全く失ふだらうか...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...それから非常に價値はあるのだが何としても一九一二年の日付をもつてゐる諸感動の上に立ち戻らねばならないので...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「或女友達への手紙」
...資本の量と価値とがかくの如く急速に増大するので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...「おさよどの」の事は注目に値する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...従ってもし引続き永続的に同一の価値を有つならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...彼は官能享楽にのみ価値を認めて...
和辻哲郎 「転向」
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