...兎に角廬山の避暑地的価値には敬意を表したいと考えた...
芥川龍之介 「長江游記」
...凡ての理想はその本來の性質上無價値なものにならなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...他の同じく価値評価的な態度に依るのでなければ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...それが社会人の見識の平均値だという端初的性質は無論無視出来ない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...値異なる三つの身体...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それに値段(ねだん)が不廉(たかい)ものだからといふのであつた...
長塚節 「土」
...ウソも、掛け値も、ケレンもなく、すぐれた熟練工として、自分の仕事と、真っ正面にとり組んだのだ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...そして「価値」とは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...商業的価値を構成する一要素でもあると言へるであらう...
平林初之輔 「商品としての近代小説」
...やがて展開すべき事件の内容によってこの作品のストーリーとしての価値は決定されるのであるから...
平林初之輔 「乱歩氏の諸作」
...その値を適用することによって...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...極めて当然な賃銀値上げ...
宮本百合子 「刻々」
...たった一つの命にしか命のあたえてとしての価値を見ていない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たいしてこうした物の価値のわからないような子には残してやりたくない気のする物ですからね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...およそ値切ることくらいわたしのきらいなことはない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「だがそれだけの値うちはあるね...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...常に同一の価値を生産するであろうが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...しかしそれは茸の価値が彼の体験でないという意味ではない...
和辻哲郎 「茸狩り」
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