...値段は一セントの半分あるいは十分の一というような僅かなものであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...古代博物学の資料として値(あたい)あるものである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...わたしから宝石を元値(もとね)で買いとる気にちがいないと思った...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...吾々は例えば歴史に於てただ普遍者なるものにのみ価値を見出すのではないからである...
戸坂潤 「科学方法論」
...驚くには値いしない...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...その価値はゼロに等しい...
戸坂潤 「思想としての文学」
...元来西瓜は好きなのだけれどこうして果汁にしてみると掛け値のないところが出る...
中勘助 「胆石」
...そんな値段もございますまいが...
中里介山 「大菩薩峠」
...他人(たにん)の倍以上に価値を有(も)つてゐた...
夏目漱石 「それから」
...値は安い品はいいというので...
服部之総 「志士と経済」
...いい値に売れるので...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...藝術的價値は、彼にとつては政治的必要に從屬せしめられねばならぬからである...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...棒屋に向つて値下げを要求するのであつたが...
牧野信一 「読書と生活」
...穀物そのものの物理的価値へと変更していることは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...日本の国の内だけで世界の芸術の値打ちまで勝手にきめてしまう...
三浦環 「お蝶夫人」
...戦争に掛け値は無い...
三好十郎 「好日」
...戦後のインフレによる貨幣価値の低落はたちまち協会の経済に大影響を及ぼすことになった...
武者金吉 「地震なまず」
...木の葉を並べたほどにも値しないことがすぐわかった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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