...借財が膨らんで、支払いに困っている...
...昔の借財が原因で、今でも苦労している...
...借財がなかなか返せず、追加の融資を断られた...
...借財をする前に、利息の計算方法を調べておきたい...
...借財が返済途中でも、早めに返済すべきだ...
...借財と云つては一文もなく...
石川啄木 「天鵞絨」
...我は死してのみこの借財より脱するを得るにあらずや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...僕は僕で借財のためのアルバイトに大童でした...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...莫大な借財に苦しめられて...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...大阪町人からの借財を二百五十年年賦ということにしたのは...
直木三十五 「南国太平記」
...借財を背負つた身體を兄に曳かれて千葉を出たといふ姿で父兄への信用は其時失墜してしまつたのだ...
長塚節 「開業醫」
...大部分(だいぶぶん)は借財(しやくざい)の舊(ふる)い穴(あな)へ埋(う)めても彼(かれ)は懷(ふところ)に窮屈(きうくつ)を感(かん)じない程度(ていど)に進(すゝ)んだ...
長塚節 「土」
...急場の間に合せた借財を返した上...
夏目漱石 「門」
...彼女の背負込んで来た一万四千フランの借財がどんなにベルリオーズを苦しめたかは言うまでもない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...川上の借財をかえしたのと...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...院長はあんなに大きな借財をして居乍ら...
松永延造 「職工と微笑」
...借財に追いつめられて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...借財等は一切無き某...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...借財のために土地や家屋敷まで取られそうになっているという事情は知らなかったのである...
山本周五郎 「花も刀も」
...あれは借財のかたになっているかもしれないが...
山本周五郎 「花も刀も」
...といふ曾て大きな借財がありますので...
吉川英治 「折々の記」
...だいぶ彼から遊里(あそび)の借財などもあるらしく...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...あつちこつち借財(かり)があるさうだつていはつしやる...
若松賤子 「黄金機会」
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