...借財が膨らんで、支払いに困っている...
...昔の借財が原因で、今でも苦労している...
...借財がなかなか返せず、追加の融資を断られた...
...借財をする前に、利息の計算方法を調べておきたい...
...借財が返済途中でも、早めに返済すべきだ...
...しきりに督促に遇(あ)っている借財の口は都合三ツあって...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...夫伯爵が生存中から長年にわたる豪奢な生活が禍いして借財は山のように積っていた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...彼等の国語に「借財」或いは「借りる」という言葉の無いことだ...
中島敦 「光と風と夢」
...借財を背負つた身體を兄に曳かれて千葉を出たといふ姿で父兄への信用は其時失墜してしまつたのだ...
長塚節 「開業醫」
...急場の間に合せた借財を返した上...
夏目漱石 「門」
...急場(きふば)の間(ま)に合(あは)せた借財(しやくざい)を返(かへ)した上(うへ)...
夏目漱石 「門」
...猶すくなからぬ借財さへ身にまつはれる苦るしさ...
樋口一葉 「花ごもり」
...借財山の如くになりて遂(つい)に父上の怒りに触れ...
福田英子 「妾の半生涯」
...彼の残したのは莫大な借財丈であった...
松永延造 「職工と微笑」
...其上借財のある身分で刀の披露をしたり...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...随分借財をして買っても好かろう...
森鴎外 「じいさんばあさん」
...それは夫が借財と云ふものを毛蟲のやうに嫌ふからである...
森林太郎 「高瀬舟」
...6040借財は皆片附けました...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「家のほうの問題とは借財のことだろう」彼はそう呟いた...
山本周五郎 「花も刀も」
...ほとんどことごとく借財のために首を締められて動きのとれぬ群れだった...
横光利一 「上海」
...といふ曾て大きな借財がありますので...
吉川英治 「折々の記」
...勝手に現金で借りた利のたかい借財もあった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...借財はあっても預金などは皆無な父だったし...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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