...その一方に偏倚(へんい)するのを最上の生活と決めこむような禁慾主義の義務律法はそこに胚胎(はいたい)されるのではないか...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...二九 倚り寢て行き去れ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...天下を知ろしめす天皇の朝戸にはお倚(よ)り立ち遊ばされ夕戸(ゆうど)にはお倚り立ち遊ばされる脇息(きようそく)の下の板にでもなりたいものです...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...机に倚(よ)る事さえ叶(かな)わぬのであろうか...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...燦爛光る壁に倚り彼らの戰車駐め据う...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...長火鉢(ながひばち)に倚(よ)りかかっていた...
夏目漱石 「門」
...机の上にも埃がたまっていてしばらくそこに倚らなかったことを示していた...
久生十蘭 「黒い手帳」
...やがてテーブルに倚(よ)ってサラサラとペンを走らせた...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...背後の岩に倚(よ)りかゝつて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...奴戸に当り倚(よ)って弓を張り箭(や)を挟み刀を抜く...
南方熊楠 「十二支考」
...軍服ぬぎて盥卓(たらいづくえ)のそばへ倚(よ)らんとせしメエルハイムは...
森鴎外 「文づかい」
...まだ維廉(ヰルヘルム)一世の街に臨める(まど)に倚り玉ふ頃なりければ...
森鴎外 「舞姫」
...ぐったり木椅子に倚りかかるのは...
横光利一 「旅愁」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...牀(しょう)に倚(よ)って長々と昼寝していたのである...
吉川英治 「三国志」
...椅子(いす)に倚(よ)らず...
吉川英治 「新・水滸伝」
...じっとしておれ」荷梱に倚(よ)り懸って...
吉川英治 「宮本武蔵」
...美少年は荷物に倚(よ)りかかって...
吉川英治 「宮本武蔵」
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